kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

LPプレイヤー&フォノイコアンプ 作者コメント追加済み

2011-06-26 09:11:47 | オーディオ

○LPレコードプレイヤー

・ターンテーブル MICRO SX555FVW

       組み上げ前のMICRO SX555FVW と アームSME 3010R(改造品)

*右上に見えるのが、愛用の300B・PP全段差動アンプ(真空管取り付け前)

マイクロ得意のベルトドライブ式。LPエアー吸着式&ターンテーブルエアーフロート式。この機能を持った製品では一番安価だったと思います。

*作者過去ログ発見しました。

http://audiofan.net/board/log/tree_150.htm#18193

 

・アーム SME 3010R

3009が原型でそれを日本限定で販売されてものと聞いた覚えがあります。Rはリファレンスの頭文字なのでしょうか・・・

この機種と組み合わせるため、YAMAHAのHA-2の回路を参考にして、フォノアンプを作りました。

自分にはそのようなスキルはありませんので、知人と言うか師匠に製作を依頼しました。

フォノアンプ本体は低ノイズ真空管WE420Aを使用した管球式。バランス回路となっています。

                   フォノアンプ本体 (外装は革張り)

ヘッドシェル部のサテライトアンプにミニチュア管を使うとのアイディアもありましたが、取り付けスペースの制限から、やむを得ず、FETと抵抗をディスクリートで組み込みました。

                          左がSAEC C-1   右がオルトフォン??

アーム内配線は全て交換しました。信号線とは別にサテライトアンプ供給用電源線も一緒に組み込みました。

                      アーム内は極細銀線に交換

サテライトアンプでMCカートリッジの電圧を電流変換された信号はアーム内を通ってアームの根本で増幅?された後、

                アームの基部付近   サテライトアンプとセットになる部分 

そこからバランスケーブルを通って、管球式フォノアンプに至ります。電源部は別個体となっています。

             左が電源部(整流管)  フォノアンプ本体は2台分

 

MCカートリッジを扱う場合、フォノケーブルの吟味も必要ですし、ケーブルの引き回しにも気をつかうものです。

このシステムは微少信号を扱わないので、外部誘導雑音には極めて強いのです。雑音はスクラッチノイズだけ?は言い過ぎか

作者渾身の作品です。.

.

このLPプレイヤー+フォノアンプシステムは、体調を崩し、作者宅に長期入院中です。

これがなければ 浅川 マキ を聴くことができません。

 

*閑話休題

お手元のレコードの健康状態チェックをしていますか。

オーディオ休止期間が長かった。その間、湿気の多い、押し入れに押し込めていた。

たまにオーディオ熱がぶり返すことがあっても、CD関連だった。

手持ちのカートリッジの劣化は容赦なく進む。アナログ時代は遠のき、カートリッジの価格は高騰しつづける。

カートリッジ一つにに六桁のお金は出せません。次第にLP離れが進む。悪循環に陥る。

浅川 マキが亡くなった。そのとき、お宝のLPレコードを探し出したが、よく見るとソリがある。

保管が悪すぎた。たまにはジャケットから取り出して、労らなくてならなかった。

後の祭り。LPを平らなテーブルの上に置き、板を被せ、重しを載せて矯正を試みたが、気持ち程度は修正されたがはかばかしいものではない。

LP盤の内周と外周に圧力を熱と加えながら。圧力を加える矯正機があるようです。効果の程はどの程度か、レンタルで貸してくれるところはないかな~



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10 コメント

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Unknown (zema)
2011-06-19 00:15:06
YAMAHAのHA-2の回路を参考にMC専用イコライザーアンプを製作された由。とても興味があります。YAMAHAは回路図を公開しないそうなので、色々お教えいただけたらありがたいのですが、、、
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Unknown (カメックの義父 )
2011-06-19 05:38:10
いらっしゃいませ

書き込みありがとうございます。

回路は分かりません。自分が作ったものではないからです。突然、ハム音が出て、作者のところに入院したままです。HA-2を開けても何も分からなかったような記憶があります。サテライトアンプモジュールについても中身はFET等が入っていて、本体と対をなしている。ブラックボックスの固まりのような製品でした。YAMAHAのアイディア(低出力MCカートリッジをどう扱えば良いのか)を元にゼロから始めた作品。この辺の経緯は昔 audiofan.net に縷々書き込んだ覚えがありますが、久しぶりに探しましたが、様変わりして過去を覗けませんでした。師匠もHPを開き、情報発信の始めた時期があったのですが、今は休止状態。師匠にはご要望を伝えます。今はネット時代、情報管理が難しい。
師匠が自ら情報発信するなら別です。
ブックマークに載せて置きましたが、師匠のホームページはこちらです。
http://www.komirin.asc.ne.jp/Site/Welcome.html

残念ながら、フォノアンプについては触れていません。
自分の師匠ではありますが、自分よりは全然若いのです。年の差は関係ないか・・・
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Unknown (zema)
2011-06-21 20:29:45
カメックさま
早速のコメント、ありがとうございます。
実物写真を改めて拝見しました。すばらしいですね。私も40の手習いで、アームベース直下に乾電池式のトランジスタ式ヘッドアンプを設置していますが、回路構成はいささか旧式なので、そろそろ、別の回路を試してみようかと、思っていたところです。

audiofan.netのテキストでしたら、それらしいものを記録にとってあります。表題は「FETヘッドシェル内蔵電流伝送型MCヘッドアンプ」です。その内容からすると、ヘッドシェル側にゼロバイアス動作のJ-FETを配置したのみで、HA-2やマッチングをとったサテライトアンプは使わないタイプのようです。
HA-2の概略の回路構成は、オーディオ関連のWebに掲載されているのを見つけて、それを読み解こうとしているのですが、とくに、サテライト側のSRPP回路原理がちょっとよくわからない部分があるのです。また、1980年のラジオ技術に詳しい解説が掲載されたらしいんですが、これまた入手困難です。
カメックさんのサテライトアンプをお作りになられた、お師匠さんの技術力は確かなようですね。うらやましい次第です。ご病気療養中とのことで、ご快癒をお祈りいたします。もし、何か耳寄りな情報がございましたら、ご連絡頂けると幸いです。どのみち酔狂な道楽ですもんで、気長~に構えております。


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Unknown (カメックの義父 )
2011-06-21 22:22:25
少しはお役に立てたでしょうか

病気????・・・・ですか。
自分の書き方が悪かったようで誤解が生まれてしまいました。師匠はピンピンしてます。病気なのはLPプレイヤーの方です。
忙しい方で、気の向いた時に直して貰えればと預け放しにしています。
プリアンプは製作依頼して、もう5年越しかなーバランス伝送の究極のプリアンプができそうです。
再掲ですが、こんな状態、
http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=679701
から始まり、現在、配線に取り掛かっているとか・・ううん、待ち遠しい

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Unknown (zema)
2011-06-23 17:18:38
拝復 カメック様
早とちりですみませんです。
「このLPプレイヤー+フォノアンプシステムは、体調を崩し、作者宅に長期入院中です。」
このようにお書きでしたので、誤解したのは私です。m(¬o¬)m …すみません。直ってきたら、いいですね。
http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=679701、拝見しました。リモコンですか。私、作って、使ってます。アンプ用ではなくて、フォノモーターのON/OFFですが。
Xヶ月(X年?)後までに作るプリアンプでは、ボリュームをリモコンにする計画で、今はモーターとギアボックスとPICリモコンキットで遊んでいます。

取り急ぎ
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Unknown (カメックの義父 )
2011-06-23 18:08:07
いえいえ、誤解を招く書き方でしたので、その後、修正したものです。ごめんなさい。
製作を依頼中のプリアンプは管球式ですが、リモコンで操作できます。容器は陶芸作家への特注したものです。世界で一品。どうなりますか。作者のHPの更新が待ち遠しい。
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Unknown (kom47)
2011-06-26 00:25:46
一応の説明を。

MCにせよMMにせよ、片側をアースしなければ、入力信号はコイルによる差動信号になります。
これが、このフォノイコの出発点でした。差動回路がきちんと働く場合、バイアスを与える必要は無くなります。したがって、選別したトランジスタで1段の差動回路を組み、エミッタフォロア段で低インピーダンスにしてアームの中を通しています。カートリッジに組み込めば、信号をロスすることなく、(電位は電源と同位ですが)直接増幅された信号が取り出せることになります。
ただ、この回路の欠点は、アースがどうしても必要になってしまいます。
そこで、カートリッジにアースの接続端子のみ増設しています。ただ、通常の使用に戻せるよう、上位互換(?)にしてありますので、このフォノイコ以外のフォノイコも問題なく使えます。
こんなとこかなぁと。
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Unknown (カメックの義父)
2011-06-26 09:15:08
助かりました。
どうしようかと困ってました。
ありがとうございました。
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Unknown (zema)
2011-07-01 22:44:15
kom47様、カメックの義父様
audiofan.netの過去ログの追加と、kom47様直々の追加コメント、ともに貴重な情報をいただき、どうもありがとうございます。とても感激しています。
おかげさまで、だいぶ理解できた気がします。kom47さんの追加コメントにある、アースの接続端子の”上位互換”の増設、もしかして、Webページのカートリッジ+シェル写真をずーっと拡大すると見えてくる、長く突き出たピンのことですかね?もし、そうだとすると、これはこれは、アーム側の圧着コンタクト?まで考えると大変な工作のはずです。
 カートリッジ直下で”差動回路”で受けるというアイデア、実を申しますと私も過去に似たことを検討だけはしたことがあるのです。違いは私の発想はJ-FETのコンプリメンタリプッシュプルで受け、両ドレイン信号をアーム内配線に通すというものです。このためのFET選別だけはやったあと、”例によって”ほったらかしです。その理由は、まさに、第三の信号線=コモンラインをどうやって引き出すか、考えあぐねていたということでして、一応、シェルスリーブとアーム胴体のコンタクトを使う(アームの軸受けまでは持って来れる)かなあ、と。どうせ作るならヘッドオンヘッドアンプ型を作ってみたかったので。

 YAMAHAのHA-2の構成の場合、いわゆるコールド側(J-FETのソース側出力)をアーム内ケーブルを介して2段目差動アンプの非反転入力で受けているようで、そこでどうやら一工夫なされている(ドレイン側とバイアス電圧をそろえるような?)ようですが完全な理解には至っていません。勝手な直感ですが、差動出力の方が原理的に優れているとおもいます。それにしても、、、興奮がおさまりませぬ。早く着手したくなってきました。仕事を片付けて暇をつくらねば。またぜひ、色々お教え下さい。ではでは。

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Unknown (カメックの義父 )
2011-07-03 06:29:14
zema 様
技術的なことはとんと分かりませんが、少しはお役に立てたようで嬉しいです。
後で、HA-2についても触れましょう。今流にアレンジすれば、面白い発想です。温故知新
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