『骨を掘る男』の後に買いに行った
『硫黄島に眠る戦没者』読了。
予想通りやりきれない。
それにしても、アメリカが全遺骨を
収集して遺族の元に帰す主義であれば、
遺骨の混じる南部の土砂を辺野古の
埋め立てに使うことなど、アメリカの
遺族はどう思うのだろう。
それにしても、玉砕しか道のない
極限の島でいて、海軍と陸軍の
食糧事情が全く違うというのは
かなり衝撃だった。輸送手段の
ある海軍とない陸軍とはいえ、
そこ、分け合わないんだ。
これは梯美智子『硫黄島 栗林中将
の最期』にはなかった話。
なんにしてもひとたび戦争に
なってしまえば、人の命など
虫けらどころか命のないコマ、
コマどころか単なる数字でしか
ないということをつくづく思う。
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