かめちきの 風に吹かれて

今年はふた味違うかも。

さらにもう一冊

2024-08-25 | つれづれ

『骨を掘る男』の後に買いに行った

『硫黄島に眠る戦没者』読了。

予想通りやりきれない。

それにしても、アメリカが全遺骨を

収集して遺族の元に帰す主義であれば、

遺骨の混じる南部の土砂を辺野古の

埋め立てに使うことなど、アメリカの

遺族はどう思うのだろう。

それにしても、玉砕しか道のない

極限の島でいて、海軍と陸軍の

食糧事情が全く違うというのは

かなり衝撃だった。輸送手段の

ある海軍とない陸軍とはいえ、

そこ、分け合わないんだ。

これは梯美智子『硫黄島 栗林中将

の最期』にはなかった話。

なんにしてもひとたび戦争に

なってしまえば、人の命など

虫けらどころか命のないコマ、

コマどころか単なる数字でしか

ないということをつくづく思う。


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