大阪まで行かなければならない用事が続いたのですが、折りよく中央区付近を通りましたので、文化財を眺めながら一息つくことができました。
「月刊文化財」6月号に、今年6月に新しく指定された重要文化財として、大阪市中央区にある愛珠幼稚園の園舎が紹介されていましたので、立ち寄って見ることにしました。
幼稚園の園舎が重要文化財に指定されるのは初めてのことで、もうひとつは岡山市にある「旧旭東幼稚園園舎」です。
ちょうど日曜日でもあり、また平日でもおそらく中に入ることはできないと思いますが、正面にあたる南側と、西側が道路に面しており「御殿造」とよばれる壮大で豪華な和風建築は充分に眺めることができました。
この愛珠幼稚園の園舎は、明治34年の竣工です。
もともとこの幼稚園は明治13年に創立された、日本で3番目に古い幼稚園だそうで、現在ある建物は3代目となるわけですが、木造の幼稚園舎としては日本最古だそうです。
南側の正面から。やはり大都市という理由からなのでしょうか、隣に高層ビルがあります。このすぐ近くに「適塾跡」もあるのですが、文化財に対する景観はあまり考慮されていないように感じられ、少し残念な気がします。
「月刊文化財」に、園舎の平面図が掲載されていました。玄関を入ってすぐ遊戯室があり、その先の園庭には滑り台があるようです。また、西側に「保育室」が並んでいます。
東からの採光を考慮した設計なのでしょうか、図面を見ているだけでは良く分かりませんが、園舎内に配置される部屋や園庭は、朝の光を受けて明るい環境を得られるようにと考えられているような気もします。幼稚園、という場所のイメージがそう思わせるのでしょうか。
南側の玄関から、北側の裏手まで、70mほどもある、大きな建物です。
確かに古い建物であり、すぐ近くには高層ビルも建っていますが、それよりはるかに存在感のある建物です。
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「月刊文化財」6月号に、今年6月に新しく指定された重要文化財として、大阪市中央区にある愛珠幼稚園の園舎が紹介されていましたので、立ち寄って見ることにしました。
幼稚園の園舎が重要文化財に指定されるのは初めてのことで、もうひとつは岡山市にある「旧旭東幼稚園園舎」です。
ちょうど日曜日でもあり、また平日でもおそらく中に入ることはできないと思いますが、正面にあたる南側と、西側が道路に面しており「御殿造」とよばれる壮大で豪華な和風建築は充分に眺めることができました。
この愛珠幼稚園の園舎は、明治34年の竣工です。
もともとこの幼稚園は明治13年に創立された、日本で3番目に古い幼稚園だそうで、現在ある建物は3代目となるわけですが、木造の幼稚園舎としては日本最古だそうです。
南側の正面から。やはり大都市という理由からなのでしょうか、隣に高層ビルがあります。このすぐ近くに「適塾跡」もあるのですが、文化財に対する景観はあまり考慮されていないように感じられ、少し残念な気がします。
「月刊文化財」に、園舎の平面図が掲載されていました。玄関を入ってすぐ遊戯室があり、その先の園庭には滑り台があるようです。また、西側に「保育室」が並んでいます。
東からの採光を考慮した設計なのでしょうか、図面を見ているだけでは良く分かりませんが、園舎内に配置される部屋や園庭は、朝の光を受けて明るい環境を得られるようにと考えられているような気もします。幼稚園、という場所のイメージがそう思わせるのでしょうか。
南側の玄関から、北側の裏手まで、70mほどもある、大きな建物です。
確かに古い建物であり、すぐ近くには高層ビルも建っていますが、それよりはるかに存在感のある建物です。
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