天井桟敷  ~無線は心の栄養剤~

FTdx9000DとSteppIRはgoodです!!

ようやく・・・

2005年10月31日 | 無線
ようやく電子ログから直接プリントアウトできるようになりました。何をいまさらという感じですが・・・

どうもWindowsだとなかなか新しいことをしようという気がしなくて,延ばし延ばしになっていました。やはり便利です(当たり前か)
QSLデータの手書きともこれでおさらばできます。

溜まったQSLを11月初旬には発送するぞ~

アンテナ整備

2005年10月30日 | 無線
今日は午後から久しぶりにアンテナ整備をした。

敷地越境も甚だしい3.5MHz DPを降ろす。これで3.5MHzとはしばらくお別れ。
CV-48も元の姿に。

その代わり,オール九州コンテストに向け,7HMzDPを張る。地上2mでアンテナアナライザーで7HMzより下に同調するようにカットしたが,実際に上げてみるとバンド上の方にまで同調点が上がってしまう。まあ,バンドの下でもSWR=1.2なので良しとしよう。
また降ろすのは面倒だし,暗くなってきたので今日はここまで。

FTDX9000DのSWRチェック機能は便利です。グラフ化されるので,一目瞭然。ただ各測定はオートでしてくれるのではなく,マニュアルで個々の周波数において測定する必要があります。話によると,オートでこれをおこなうと電波法に抵触する可能性があると,総務省から横やりが入ったとか・・・・

全市全郡ログ提出

2005年10月28日 | 無線
明日に迫ったログの締め切りで,急いで送りました。

次回,11/22~23のオール九州コンテストに参加します。
家族の理解が得られれば,日中の7MHzに挑戦。

QSLカード書きも頑張ってやっています。今しばらくお待ちを・・・

PLCについて 不要放射の許容値?

2005年10月26日 | 無線
PLCは大いに進めてもらっても構わないのですが,それによるによる不要放射がどれくらいまでなら許容できるかが問題。

今回提示された共存条件案「高速電力線搬送通信と無線利用との共存について(案)」を読む。

●受信機感度
一般の無線局       -14~16dBμV/m程度
短波放送          4dBμV/m程度
アマチュア無線機の感度  -25~-16dBμV/m程度
電波天文         -44dBμV/m程度

●雑音(表3-3)
 商業地域  19.0~9.9dBμV/m
 住宅地域  14.7~5.6dBμV/m
 田園地域  9.4~-0.3dBμV/m
 きわめて雑音の少ない環境  -4.5~-14.6dBμV/m
→→→→→→→→→→→→→→アマチュア無線機の感度って,きわめて雑音の少ない環境のノイズより高いのですね。


p10
周囲雑音は一般の無線局の感度レベルと同程度か,それより高くなることもあると考えられる。また,短波放送,電波天文,アマチュア無線局の受信設備の感度レベルよりは,周囲雑音が相当高いことが分かる。したがって,周囲雑音によって多くの無線設備の受信性能が制限されていることが解る。
 なお,上記の周囲雑音レベルは1970年代に測定されたもので,近年はこれらの値より相当上昇しているものと予想される。

p55
PLC機器の妨害波もこのレベル(注:周囲雑音)以下に抑制することが望ましい。したがって,PLC機器の妨害波の許容レベルは,表8.4に示すように,式(3.5)(注:住宅環境),(3.6)(注:田園環境)に基づいて算出した周囲雑音強度の代表値に等しいとする。

表8.4 PLC機器の妨害波の許容レベル
       田園環境      商業環境
2-10MHz   6dBμV/m     16dBμV/m
10-30MHz   3dBμV/m     12dBμV/m

→→→→→→→→→→→→→→おいおいちょっと待って下さいよ。わずか1台のPLC機器からの値でしょ? アマチュア無線機の感度は-25~-16dBμV/mなんですよ。これじゃあノイズ入りまくりじゃあないですか。

●構造物による遮蔽
PLC機器の許容値算出のための,無線局等の空中線との距離は
 田園環境において  30m
 商業環境において  10m
で計算されている。
 この30m,10mという値ははどんな根拠があるの? (周囲雑音以内に計算で納めるために逆算したりして?) 住宅環境がないのですが,中間の20mで考えたらいいの???

 この報告書によれば,アンテナから10m以内にはPLC機器を設置しない(そのような例は想定していない)ことになりますね。現在の日本の住宅事情を考えると10mは現実的ではないですね(ラジオなんて内蔵アンテナが一般的だし)。(住宅環境では20mで想定されていたらもっと不可能)

 まだ良くわからないのが,今回提案されたPLCモデムの通信ポートにおけるノイズ電流(コモンモード電流)の許容量30dBμAについて。これはPLCモデムをアンテナから10m離れた地点での漏洩電磁波のレベルを壁などの遮蔽物による減衰を考慮したうえで算出した値(上述)で,それをPLCモデムの通信ポートにおけるノイズ電流量に変換した結果,30dBμAとなったというわけですよね。それで,この値はパソコンなどの情報機器(国際規格であるCISPR22のクラスB機器)の通信ポートにおける電流の許容値と同じなんですよね。

 我々が気にしているのは,漏洩電磁波で,コモンモード電流のような伝導妨害波ではない。
 今回提案された基準が「高速電力線通信のノイズ許容値にパソコンを基準」といっても,全く畑違いのものを比較してないかい??


私の知人にもいますが,電波天文をやっている人は死活問題です。彼らが主張する,国際電気通信連合(ITU)の勧告RA769(電波天文業務を保護する上で十分とされる不要放射の上限値(有害干渉しきい値))は筋の通った主張ですね。日本もITU加盟国なら,その勧告を守る必要があります。