先週の土曜日、上野の国立科学博物館で開催中の
恐竜博2005を見た。朝一番に出かけたので、人もまだ少なかった。
目玉はやはりT-REX "Sue"でしょう。シカゴの
フィールド博物館でないと見ることが出来ないので、楽しみにしていきましたが、レプリカの全身骨格標本よりも、肋骨の本物の標本の方がひかれました。
全身骨格標本はその周りで写真を撮る人が多く、ゆっくり見ることが出来ませんでした。もっとマナーを守ってもらいたいものです。美術館のように「写真やビデオ撮影は禁止」くらいの処置をとってもらいたいものです。主催者さん。
"Sue"よりもお奨めなのは、中国からの標本です。恐竜から鳥への進化の過程の、羽毛を持った恐竜の実物標本です。確か世界初公開です。標本の大きさは小さいので、見栄えはしないかもしれませんが、今回最も興味を持って見ました。みんなさほど関心がないのか、ゆ~~~っくり観察できました。
秋に北九州の
いのちのたび博物館でも開催されるので、こんどは学生を連れて行く予定です。いのちのたび博物館は恐竜の骨格標本を数多く所蔵しているので、恐竜ファンにはお勧めです。
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(私は恐竜ファンではありませんが)
国立科学博物館は、現在本館が工事中で常設展は新館のみでした。ちょっと物足りなかったです。ドイツのミュンヘンにある
ドイツ博物館並の展示を期待したいものです。まあ、国立科学博物館も「国立」となっていますが、正確には独立行政法人。民間企業と同じように「収入業績」や「経営」を問われるようでは、本来公共施設で、研究・国民への教育機関としてあるべき博物館の正しい姿は維持できないでしょう。
日本は経済的には世界のトップレベルでも、教育・文化では先進国最低といわれる所以です。