播惑闘球団 Barbarians

スクール指導員、カネカOBやそのつながりで集まった播州地区Over40ラグビーチーム

We love beer!

2006年05月03日 | Weblog
 以前、ミュンヘンに立ち寄る機会があった。昼間は公園を散策後、夕方になって有名なビアホール、ホーフブロイハウスを訪ねた。ビールの味は、私の舌にははっきり言って二口目以降はほとんどわからない。第*のビールに慣れ、たまに飲んだアサヒスーパードライに、本物のビールとはこのように風味豊かな味わいだったのだ、とはじめて気付いたという程度の味覚でしかない。しかしながら、そこでジョッキに数杯空けてしまったという事実は、きっと、美味しかったのだろうと思う。それ以上に、老若男女が同じようにホーフブロイハウスの歌やおそらく、飲むときには必ず歌っているであろう定番と思しき何種類かの歌を繰り返し歌い、相席にもかかわらず、一緒に腕や肩を組んで歌い、楽しむ文化(すべてのドイツ人、ビアホールがこうというわけではないが)は戸惑いがありながらも羨ましくもあった。さらにホテルへ帰りには教会前で少年少女たちの声楽が鑑賞できるというラッキーなおまけも付いた。
 
**ドイツビール事情 (隆祥産業HPより)***
 ドイツ人は、アルコールに関して日本人より、はるかに強く、ビヤホールでは、ビアマグカップでつぎつぎにたいらげていく。 “まず、ビール、それから後は、…○○酒” という酒のアペタイト(食前酒でなく、酒前酒)のような日本流の飲み方はしない。ビールは、ドイツを代表するアルコール飲料の一つであり、ビールを飲み始めると、ひたすらビールを飲み続ける。
 ドイツ人は日本のビールは 「冷やし過ぎ」 と言い、日本人はドイツのビールは 「冷やし足りない」 と言う。どちらが正しいとか、間違っているとか、いうことではなく、ビールの “温度感” に差があると言うこと。 ドイツでは、ビールを日本ほど冷やすことはない。冷やしすぎると風味が落ち、香りもなくなるので、室温よりやや低い温度で飲む。日本のビールは 「冷やしすぎ」 ということになるが、温度と湿度の高い日本では、アルコール清涼飲料として、一口目の冷えたビールは格別である。ドイツは、乾燥しており、北海道に近い気候であるから、ビール本来の風味と香りを味わえるが、日本で言う “清涼感” は味わえない。
 ドイツにはバイエルン地方を中心として、1,300以上のビール醸造所があり、5~6,000種の地ビールがある。地ビールと言っても、実際には “町のビール” であり、それぞれに個性的で、それぞれの地域を代表するビールである。また、ドイツでは、16世紀のビール純粋令を末だに遵守し、ビールにはホップ、麦、酵母、水以外の原料を使用しない。日本のように、コーンスターチ等を使用するものとは、味が違ってくる。一方、ホップと麦の原産地と混合比、酵母と水の違いで、その地域にマッチした、個性的で愛されるビールを何千種も創り出すのであるから、ドイツのビアマイスター達の才能には信じ難いものがある。地域的に見ると、デュッセルドルフでは、赤銅色で、深い苦味でアクセントを付けたアルトビアがあり、ケルンの町では黄金色でフルーティな清涼感を持ったケルシュビアがある。これらのビールは、長い歴史と伝統の中で、その地域を代表するビールの座を占めているのであって、郷土愛とか、地域間の対抗意識とかとは、ほとんど関係がない。言うなれば “その地域の人が、こよなく愛し、このビールが世界で一番うまいと、信じてやまない” ということである。
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 とにかく、体中の水分が抜けきった渇きのあとの、ビールの味は、たぶん、ビールの味でなくとも美味しいのだろう。私の場合、真夏の試合など、後半の後半ともなれば、クリーミイな泡を冠し、水滴をまとった大ジョッキが朦朧とした頭の半分を占拠する
 しかし上記HPのような記述をみて、このゴールデンウィークの季節、やや涼しく、乾いた爽やかな空気の中でのビールの味もまた、格別なのではないかと、明日5/4の練習の後のビールの味を今から想像するのである。たとえそれが、(原料が麦芽以外の)第*のビールであっても。それはラガーの特権でもあると思う。

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