播惑闘球団 Barbarians

スクール指導員、カネカOBやそのつながりで集まった播州地区Over40ラグビーチーム

ハグ(HUG:抱擁)

2008年11月23日 | Weblog
 ハグ、フリーハグ、と聞いても最初はピンと来なかった。もともと、日本人には(人前でやる)そのような習慣がないので無理からぬことかもしれない。過日の日経新聞夕刊記事で、ドイツ文学者の松永美穂さんが興味深いコラムを書いておられた。

 ” ~前略~ 大学生で初めてドイツの家庭に滞在したとき、その家の夫婦が夫の出勤のたびにキスをし、夜寝る前には子供たちが親に「おやすみのキス」をするのを見て、へえーと思ったものだ。 ~中略~ 一度その家のお母さんと私の意見が対立し、仲直りのために彼女がわたしを抱きしめようとしたことがあったのだが、わたしは抱きしめられることに慣れていなかったので、思わず身を引いて、お母さんの気持ちをさらに傷つけてしまった。「どうしてわたしを避けるの?」と言われたわたしは反省し、世話になっているのだから、自分もみんなに合わせようと決意した。それからは自分の感謝の気持ちをスキンシップで表すことにして、子ども一人のようにお母さんにおやすみのキスをし、いよいよそこを発つときには家族みんなと固い抱擁を交わしたのだった。 ~後略~ ”

 日本の日常生活では家族でも、そのようなスキンシップは習慣としてさほど一般的ではないと思う。小職の場合も、まだ子どもが小学生のうちはそのようなスキンシップもあったことはあったけれど、子どもが中学に入る頃からはほとんど無くなってしまった。(親):「言うこときかんかい!」(子ども):「なんでやねん!いやや!」で殴り合いをすることもスキンシップであるというなら、最近でもしばしば、ある。

 いっぽう、日本人であっても、スポーツ選手なら、ナイスプレー、競った試合での勝利の瞬間など、チームメイトと抱き合って喜ぶのはごく自然な行動であるし、誰しも経験のあることではないだろうか。Over40の試合でもそんな場面はあるし、スクールでも、一生懸命頑張っている子ども達を抱きしめたくなる瞬間はあるものだ。とくに、点差を離され、とてもかなわない相手にもひたすらタックルを繰り返す子ども達の姿に小職は正直、弱い。心の底から、そしてコーチ・生徒なんて立場は関係無しに、男としての敬意を込めて抱きしめてやりたくなる。
 明日、県大会の最終日。WJLのいくつかのチームも最終戦に臨む。ここまで残る努力への賞賛もあるが、勝ったにせよ、負けたにせよ、ノーサイドのあとは精一杯がんばったことにコーチも親御さんも、憚ることなく子どもたちを抱きしめてやったらどうだろう。明日はそんなすばらしい試合、シーンが見られそうな期待で一杯である。

ミニラグビーフェスティバルin美作

2008年11月03日 | Weblog
播州地区から姫路、明石、太子、加古川スクールが今日のミニラグビーフェスティバルin美作へ参加してきました。米子からも米子ラグビースクールさんが参加しておられ、米惑の皆さんも数名おられたので、プルさんとしばてんとで、ご挨拶しておきました。参加のコーチ、父兄の皆様、播惑メンバーの皆様、お疲れ様でした。
試合風景