品川○署を訪れた赤岩刑事と守口刑事は、思いがけないことを知る。
既に品川○署では、本橋のことを知らべてくれていた。
元橋は数ヶ月前に、中国の大連市に出張で出向いていた。
東京の本社に戻ってから、しばらくして急に態度がおかしくなったと言う。
自殺の前兆か。
可能性があるのなら捜査も早々に打ち切ることができるが、そうもいきそうになかった。
高山署の事故死の2件や、宗田明美という女性の失踪。
藤本という男性の自殺。
そういう関係者が連鎖的に亡くなっていく事故が起きている。
それを調べている記者の存在や、刑事の存在も知る。
「守口。こりゃこのまま帰れないぞ」
「そうですね。。。凄く興味がありますね。ホトケさんには申し訳ないですけど」
赤岩刑事は、豊岡北分署に連絡をした。
しかし電話の応対はそっけないものであった。
「おい。守口!帰るぞ」
「はっ?」
「あの副所長命令だ。余所が自殺や事故として判断したものを、余所者がかき乱すことはならんということだ」
「そんな。。。だったらうちの管轄の捜査だと言えば済むじゃないですか」
「それがな。どうも胃の中から睡眠薬の成分が大量に出たらしい」
「だから捜査打ち切りですか?」
「そうだ。上の命令は絶対だ!」
両刑事共に、すっきりとはしていない。
歯がゆい思いをしながら、新幹線に乗り込んだ。
既に品川○署では、本橋のことを知らべてくれていた。
元橋は数ヶ月前に、中国の大連市に出張で出向いていた。
東京の本社に戻ってから、しばらくして急に態度がおかしくなったと言う。
自殺の前兆か。
可能性があるのなら捜査も早々に打ち切ることができるが、そうもいきそうになかった。
高山署の事故死の2件や、宗田明美という女性の失踪。
藤本という男性の自殺。
そういう関係者が連鎖的に亡くなっていく事故が起きている。
それを調べている記者の存在や、刑事の存在も知る。
「守口。こりゃこのまま帰れないぞ」
「そうですね。。。凄く興味がありますね。ホトケさんには申し訳ないですけど」
赤岩刑事は、豊岡北分署に連絡をした。
しかし電話の応対はそっけないものであった。
「おい。守口!帰るぞ」
「はっ?」
「あの副所長命令だ。余所が自殺や事故として判断したものを、余所者がかき乱すことはならんということだ」
「そんな。。。だったらうちの管轄の捜査だと言えば済むじゃないですか」
「それがな。どうも胃の中から睡眠薬の成分が大量に出たらしい」
「だから捜査打ち切りですか?」
「そうだ。上の命令は絶対だ!」
両刑事共に、すっきりとはしていない。
歯がゆい思いをしながら、新幹線に乗り込んだ。