やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

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腕時計

2011-05-31 22:57:20 | 小説
自分の誕生日に、自分で時計を買った。

今年一年は、仕事でも相当がんばった。

それもあり自分へのご褒美だった。

と言っても高級なブランドではないし、普通に数万円の代物だ。

赤紫というか、そんな文字盤のお洒落なやつだ。

前から欲しかったブランドで、隣の県で見つけていた。

どーしても欲しくなり、時間を作って買いに行った。

10年前は時計が好きで、15本ぐらい集めていた。

今は電池切れで、1本も動いていない。

携帯電話を持つようになり、時計などしなくなったためだ。

ある日ある記事で、『今の時計は、時間を見るためにあるのではない。ファッションとして腕に嵌めるのだ』

そんな内容だったと思う。

それを読んでから、自分にあうファッションとして選んだ。

考えてみれば時計を集めていた頃も、その時の服装やsituationによって変えていた。

これからは半袖で過ごす季節だ。

時計一つで、会話も増える。

そんな時計を探してみませんか?
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おみくじ

2011-05-30 22:59:47 | 小説
財布の中に、小さな猫がいる。

金色に輝く招き猫2体。

右で招いてる猫と、左で招いている猫。

それぞれに意味があるらしくて、金運と幸運と書かれている。

お金が貯まると言う感覚はないが、その日その日を暮らせていると言うことは、金運・幸運がある意味持ち合わせているのだろう。

いろいろな神社に行くと、いろいろなおみくじがある。

中にはこの招き猫のように、おみくじに着いてくるものもある。

鍬や俵や布袋さんなどなど。

それを欲張って全部財布に入れるとそれだけでパンパンになるので、新しいおみくじを購入すると、前の人形は財布から出てもらう。

今日も新しい神社に行った。

そこは普通におみくじがあるだけなので、ひとつとって読んだ。

中吉だった。

そう言えば以前のこと。

会社の5人で遊んだことがある。

同じ県内の大きな神社に向かい、おみくじを引いた。

まず仲間が見ると”大凶”だった。

次の仲間の女の子が広げると、”大凶”。

次の女の子も”大凶”。。。

もうおわかりだろう。

全員同じ。。。

こんな偶然はあるのだろうか。

その日初めて会社の外で遊んだ5人。

運転していた俺は、帰り道非常に安全運転になったことは言うまでもない。
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テルテル坊主

2011-05-29 23:19:36 | 小説
大雨。

台風。

どちらもあまり嬉しいものではない。

特に東北の人には。

もちろん自分も嫌だ。

今朝からたまに突風が家を揺する。

日曜日だからいいけど、これが平日なら仕事の往復で嫌になる。

この梅雨はいつまでなんだろーな。

今年は長引くって。

春から秋にかけてが一番好きなんだけど、梅雨だけは困る。

遊びの予定がたたない。

アウトドアは天候に左右されるから。

今年は台風も多いみたいだし、、、遊びのことばかり考えられない。

皆が無事で元気で、安心に過ごせることが一番だよね。

テルテル坊主に祈ろうかな!!
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ペットショップ

2011-05-28 22:12:25 | 小説
そろそろ行こうか。

ベンチから腰を上げる。

1時間ここで過ごした。

いろんな人が通り過ぎていくが、俺はこの場所から動くこともない。

今日は全く何も予定が無い。

映画観て、一人で食事して、軽くショッピングして、、、。

それ以外ではすることがない。

会う人もいない。

予定もない。

こんな無駄な時間を過ごすなんて考えてもいなかった。

年に数回こんな日がある。

呼べば集まる相手は何人もいる。

女性でも男性でも。

それなのになぜ今は一人なのか。

別に誰とも会わないなんて決めてないし、人嫌いでもない。

ただ。

そう言う日の楽しみが一つある。

ペットショップで動物と戯れること。

昼間は子犬は寝ているので、早朝か夕方がいい。

もちろん人に見られすぎて、夕方までにはストレスも溜まっているし、疲れている。

一番良いのは朝だ。

でも夕方になると、店員さんが仕舞う準備を始めたり、夕食を与えたりゲージを掃除するから元気良くなる。

その時間だと、多少でも相手をしてもらえる。

店員さんが掃除をしている時だから、顔見知りになれば子犬を預けてもらえるからだ。

今日はどの子がいるかな。

ベンチから即ペツトショップに向かった。



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集中して。

2011-05-27 22:43:39 | 小説
もう何度やり直しただろう。

かなりイライラしてきている。

でも落ち着かなきゃ。

頭の中ではそう思っている。

しかし集中力が途切れた今、どうにもならない。

今では応援してくれている声も邪魔になっている。

やめてくれ!!

そう叫びたくなっている自分の顔は、怒りに満ちているだろう。

この時点で叫んだとしたら、一気に味方は減る。。。

冷静に考えれば、ぜったいにあり得ないことだ。

でも今は、そんなことを考えることすらできない状態だ。

ここから投げるボールが、あのゴールに入れば終わるんだ。

それだけを考えればいい。

そのはずが、現状のミスをすべて他人になすり付けている。

怒りに満ちた顔で、観客席を見る。

シーンとした雰囲気の後に、ざわめきが起きる。

観客が敵に変わりかけた瞬間。

「ゴールだけ見て!!」

と言う声がした。

ふっと我に返り、ゴールを見る。

ゴールの上に、手書きで書かれた大きな文字。

「がんばれ」

持つのは教え子達だった。

いつもの自分が戻った。

一呼吸。
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