ホタルは、意外と簡単に見つかった。
品川では多少知られている占師だ。
しかし店舗を持っているわけではないので、アポを取らないと会えない。
ただその連絡方法が見つからなかった。
立ち寄りそうな店を幾つか周り、会ったことがある人を探す。
有名とは言いながら、会ったことがある人間とは出会えない。
「本当に有名なの?」
飲食店の女性に聞いてみた。
「有名だよ。凄く当たるって。でもね~診断料が高いしかなり待たないとダメなんだって」
「それでも連絡先ぐらいわかるんじゃない?」
「うん。。。」
それ以上に言おうとしない。
誰に聞いても同じ回答だ。
何かおかしい。
仕方なく顔見知りの新聞社を尋ねた。
「悪い。情報屋を紹介してもらえないか?」
「なんだよ。まず俺に聞けよ」
「ホタルって言う占師なんだが・・・」
「噂には聞いたことあるな。占い師に詳しいのは吉田と言う奴だけど、数ヶ月前に死んだんだ」
「えっ?死んだ。なんで?」
「自殺らしい。ナタで自分の頭を割った」
「自分で割る?」
「あぁおかしな自殺だろう。」
「詳しい話を教えてくれ」
「あぁ東久世署で起きた事件だ。夜中にナタ。。。どうもインドのなんとかというナタににた剣らしいが、それで自分の頭を割っていた」
「殺人じゃないのか?」
「密室だし、不審なことはなかった。ただ遺書もなかったから突発自殺と言う話だ」
「それはおかしな事件だな」
「そうだが、我々も調べたが何も出なかった」
「その吉田と言う男の会社はどこだ?」
「庄凛社という出版社だ。そこで占いとかの記事を担当してた。昔はうちで働いてたんだけどな。若くてこれからという時に、暴行事件を起して辞めたんだ」
「そうか・・・詳しくは今度聞くとして、とりあえず庄凛社に行ってみる」
頭前は直ぐ様に、庄凛社に向かった。
品川では多少知られている占師だ。
しかし店舗を持っているわけではないので、アポを取らないと会えない。
ただその連絡方法が見つからなかった。
立ち寄りそうな店を幾つか周り、会ったことがある人を探す。
有名とは言いながら、会ったことがある人間とは出会えない。
「本当に有名なの?」
飲食店の女性に聞いてみた。
「有名だよ。凄く当たるって。でもね~診断料が高いしかなり待たないとダメなんだって」
「それでも連絡先ぐらいわかるんじゃない?」
「うん。。。」
それ以上に言おうとしない。
誰に聞いても同じ回答だ。
何かおかしい。
仕方なく顔見知りの新聞社を尋ねた。
「悪い。情報屋を紹介してもらえないか?」
「なんだよ。まず俺に聞けよ」
「ホタルって言う占師なんだが・・・」
「噂には聞いたことあるな。占い師に詳しいのは吉田と言う奴だけど、数ヶ月前に死んだんだ」
「えっ?死んだ。なんで?」
「自殺らしい。ナタで自分の頭を割った」
「自分で割る?」
「あぁおかしな自殺だろう。」
「詳しい話を教えてくれ」
「あぁ東久世署で起きた事件だ。夜中にナタ。。。どうもインドのなんとかというナタににた剣らしいが、それで自分の頭を割っていた」
「殺人じゃないのか?」
「密室だし、不審なことはなかった。ただ遺書もなかったから突発自殺と言う話だ」
「それはおかしな事件だな」
「そうだが、我々も調べたが何も出なかった」
「その吉田と言う男の会社はどこだ?」
「庄凛社という出版社だ。そこで占いとかの記事を担当してた。昔はうちで働いてたんだけどな。若くてこれからという時に、暴行事件を起して辞めたんだ」
「そうか・・・詳しくは今度聞くとして、とりあえず庄凛社に行ってみる」
頭前は直ぐ様に、庄凛社に向かった。
既に事故として処理された二つの事件だ。
今更掘り返すことなどできない。
捜査本部も解散された。
とりあえず吉永は、時間の合間を見て調べてみることにした。
前の事件から何か引っかかっている。
頭前が言ったように、二つの事件は頭部を砕いている。
都会なら珍しくも無いだろう。
田舎だからこそ、事件・事故が起こるなんてほとんどない。
そこで偶然が重なった二つの事件。
とりあえずアプリを調べることにした。
「もしもし。高山署の吉永です。娘さんの件、もう落ち着かれましたか?」
「あぁ吉永さん。その節はお世話になりました。えぇ少しづつですがあの子の分まで、生きなきゃって思ってます」
「あの~お聞きしたいのですが、娘さんの携帯電話はまだありますか?」
「えぇ。ありますよ。あの子の物は捨てられなくてね」
「お借りしてもよろしいでしょうか?」
「今更何用で?」
「娘さんの件とは違います。その・・・娘さんとお付き合いしていた藤本という男性について調べたいんです」
吉永は嘘をついた。
戸沢美智子の家で、携帯を借りる。
直ぐに電源を入れてみた。
女性らしく、アプリの数が半端ではない。
ずらっと並ぶアプリを眺めてみたが、徳に怪しい名前はない。
全部開いてみるしかないか・・・・。
左上から順番に指で触れた。
新聞社の頭前は、アラフォーだ。
アプリに詳しいわけでもないし、『あなたの死にかた教えます』と言う言葉が何を意味するかもわからない。
とりあえず、戸沢が付き合っていた藤本と言う男の身辺を調べるつもりで東京に出た。
藤本は生前新宿でバイトをしていた。
バイト先で訪ねてみたが、藤本と親しくしていた友人は5人。
その住所に尋ねてみた。
門倉義男・中西元哉・宗田明美・本橋直弥・・・もう一人はホタルとしかわからない。
門倉と中西とは連絡ができた。
どちらも藤本とは数ヶ月連絡をとっていなかった。
宗田は藤本の元カノだった。
住んでいたアパートには姿が無い。
アパレル系の職場に電話したが、1ヶ月前に退職したと言う。
本橋は海外に出張中だ。
ホタルは、、、、聞き込みするしかないか。
新聞記者の感というやつで、頭前は動き出した。
今更掘り返すことなどできない。
捜査本部も解散された。
とりあえず吉永は、時間の合間を見て調べてみることにした。
前の事件から何か引っかかっている。
頭前が言ったように、二つの事件は頭部を砕いている。
都会なら珍しくも無いだろう。
田舎だからこそ、事件・事故が起こるなんてほとんどない。
そこで偶然が重なった二つの事件。
とりあえずアプリを調べることにした。
「もしもし。高山署の吉永です。娘さんの件、もう落ち着かれましたか?」
「あぁ吉永さん。その節はお世話になりました。えぇ少しづつですがあの子の分まで、生きなきゃって思ってます」
「あの~お聞きしたいのですが、娘さんの携帯電話はまだありますか?」
「えぇ。ありますよ。あの子の物は捨てられなくてね」
「お借りしてもよろしいでしょうか?」
「今更何用で?」
「娘さんの件とは違います。その・・・娘さんとお付き合いしていた藤本という男性について調べたいんです」
吉永は嘘をついた。
戸沢美智子の家で、携帯を借りる。
直ぐに電源を入れてみた。
女性らしく、アプリの数が半端ではない。
ずらっと並ぶアプリを眺めてみたが、徳に怪しい名前はない。
全部開いてみるしかないか・・・・。
左上から順番に指で触れた。
新聞社の頭前は、アラフォーだ。
アプリに詳しいわけでもないし、『あなたの死にかた教えます』と言う言葉が何を意味するかもわからない。
とりあえず、戸沢が付き合っていた藤本と言う男の身辺を調べるつもりで東京に出た。
藤本は生前新宿でバイトをしていた。
バイト先で訪ねてみたが、藤本と親しくしていた友人は5人。
その住所に尋ねてみた。
門倉義男・中西元哉・宗田明美・本橋直弥・・・もう一人はホタルとしかわからない。
門倉と中西とは連絡ができた。
どちらも藤本とは数ヶ月連絡をとっていなかった。
宗田は藤本の元カノだった。
住んでいたアパートには姿が無い。
アパレル系の職場に電話したが、1ヶ月前に退職したと言う。
本橋は海外に出張中だ。
ホタルは、、、、聞き込みするしかないか。
新聞記者の感というやつで、頭前は動き出した。