やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

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呪いアプリー23話

2012-05-21 21:56:11 | 小説
新聞記者の頭前は、いろいろな事件を調査していた。

東久世署のナタ自殺。

高山署管轄内の2つの事故死。

先山署のナイフ自殺。

香澄署の藤倉刑事の事故死。

ここまでは吉永刑事と共通認識だ。

既に事故や自殺で処理されている事件なので、大っぴらに捜査できない。

その分、文屋と刑事の取引も上手くできる。

「吉永さん。たぶんさ~ここ最近の死亡者を当たれば、もっといるんじゃないか」

「そうだな。しかしどれも死に方違うから、本当に何かの事件か・・・わからんが」

「いや、俺の調査だとアプリが関係しているのは間違いないと思う。まだ気になるホタルという人物に会ってないんだが、吉永さん調べてくれないか?」

「なんとかしてみるさ」

「それから、俺はとりあえず知ってるだけの文屋に声かけて、地域のおかしな死亡事故・自殺を集めてみる」

「あぁそれは任せた。また連絡をくれ」

「了解」

ただの自殺や事故死であれば、そんなに気にはしない。

しかしこの数ヶ月で、頭部を損傷した事件がやたらと多いのだ。

納得いくまで調べなければ、文屋としてのプライドが許さない。

頭前は直ぐ様、知り合いの文屋に一斉メールを配信した。










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