梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

21世紀はボランティアの世紀(無富論)

2008年01月19日 | 独言
 これは昨年2月15日に記載したブログです。

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 大学2年の試験の時に、電気技術者としての夢を書きなさいと云う課題が有りました。今から考えますと小学生の時に読んだ手塚治虫の鉄腕アトムの影響が大きかったと思いますが、次のような事を書きました。

 将来、人間の脳細胞ほどのトランジスターを開発し、ロボットを作り、今、人が行っている仕事を全てロボットが行う。そして、人々は古代ギリシャ、ローマ帝国の貴族のような生活する。
 実際、LSIが開発され、工場現場では、色々なロボットが人間の仕事の代わりをしています。農業分野でも、これから、色々な機械が開発されるようになるでしょう。色々な分野でロボットは人に代わり労働作業を行うようになります。
 しかし、学生時代には労働から解放された人々の行うことは、古代ギリシャ、ローマの貴族の生活をと思いましたが、多分それはボランティアとしての色々な活動になるのではと今は思います。この活動は人々が地球上に生活する上で益々多岐にわたるでしょう。
 18世紀から19世紀に西ヨーロッパに起こった産業革命によって発生した産業資本が20世紀益々大きくなり、社会の中心となり、人々は企業に属して、生活の糧を得、自分の生き甲斐などを実現してきました。しかし、20世紀の後半からパソコンやネットワークの普及により、リナックスの開発の様なある目的に対して、世界中の大勢の人達がそこに参加し目的を達成する事が可能になりました。これは、企業社会とは別の活動です。もし、ロボットが色々な生産活動をし、人々が労働の対価として収入を得ることが出来なくなった時、人々は如何にして生活をするのでしょうか。また、企業はロボットで物を作っても、売る相手がいません。多分、その様な世界では、今の企業を中心とした社会構造が変化し、貨幣経済を根本的に変えなければならないです。そこでは、企業でなくある目的、使命に興味を持った人達が自発的にボランティアとしてその目的の為に遊びながら自分の時間の許す範囲で従事することになると思います。そこでの全ての生産物は貨幣がなくなるので、無料です。
 人類が農耕生活を始めた後に発生した富の争奪による、支配階級、被支配階級の時代は終わり、世界の全人類が平等に共存する世界になるでしょう。この宇宙を司る偉大な意思(神?)は、今後の宇宙の発展の為に、その時に必要な色々な役割を、人々の誰かに与えると思います。
 アダムスミスの国富論は無くなり、無富論の世界です。
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 21世紀が始まりましたが、地球上の全人類がネットワークと云う技術の基に、有機的に結びつく事が可能になるました。このネットワーク社会は今まで情報を独占する事により、地球上の人々の考え方を支配してきた人々の基盤を崩壊させる事になると思います。この地球に住んで居る全ての人々が自由に自分の考え方を発信できる世界になるのです。その考え方に共鳴する人々が色々な集団を作る世界になるのです。そのい集団は360度の色々な考え方を持つ集団かもしれませんが、必ず、その時々の人々の共鳴を受ける考え方が方向付けられる事と思います。そしてその流れは瞬時に全地球レベルの流れとなると思います。
 私が中学校時代に読んだ本で20世紀の後半には技術開発が進み、人類は地球環境を大改造すると科学万能な人類の夢を記載していました。しかし、その事が今地球環境の破壊に貢献しています。20世紀の大きな実験は終焉に向かっています。21世紀の初めの10年間はその膿が、問題点がクローズアップされた時です。金融が世界を支配する世界はゼロサム世界です。資本を持っている人が益々富を独占し、お金を持っていない人を奴隷にする世界で有る事が昨年人々に分かり出しました。また、アメリカの今の混乱でその世界は永遠には続かない事が分かりました。会社も世界の人々から好感を持たれる会社でなければ従業員も集まらず、製品も売れず、成り立たなくなると思います。富の争奪による、支配階級、被支配階級の時代は終わり、世界の全人類が平等に共存する世界になる為の実験はこれからも続くと思いますが、その中から、一歩一歩本来の道が見えてくると思います。21世紀にはその世界が実現し、私達の子供、孫がそしてその子孫が共存可能な地球が出来る事を期待します。その為の一手段としての脱カルマ行法である原気呼吸法を一人でも多くの方が実践いただければと思う今日この頃です。

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