かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

このマスコットキャラクターを見よ

2016-02-18 23:12:07 | フィギュアスケート
五輪のようなメジャーな大会にはマスコットキャラクターがいるものである。
先月行われたヨーロッパ選手権には、マスコットキャラクターがいた。
Facebookで見たそのキャラクターのイラストは、日本のゆるキャラにも似て可愛い感じがしたのだが、
会場にいた実物(?)キャラクターは可愛いを通り越して不気味なものになっていた
そのあたりが、ユーロクオリティである

さて、インスブルックユース五輪にも、やはりマスコットキャラクターはいた。
これである。

名前はYoggl君という。
これは、ユース五輪の(英語の)頭文字YOGからとったものであると、容易に推測できる。

冬五輪なので、先ほどのスキーの他にもこんなことをしている。

と思ったら、なぜかテニスをしている

関係ないが、墺国の若きテニス選手が、先日の大会でナダル選手に勝ってしまった。
そういうこともあるものだ。

最初に見たときは鹿だと思っていたが、どうやら山羊のようだ
これは、仲間(?)の銅像に抱きついている図。
後ろから見ると、目が飛び出ている


Yoggl君のお仕事は、メダリスト達を祝福したり

ぬいぐるみになってメダリストのみなさんに配られたり

会場で応援したりと色々である。


4年前のユース五輪の公式サイトには、このYoggl君のキャラクターグッズのコーナーもあった。
あの時買っておけば良かったと、今、本気で後悔している。

こういう団体戦がいいと思う

2016-02-17 22:04:37 | フィギュアスケート
ソチ五輪にはフィギュアスケートの団体戦なるものが実施された。
どういう意図で始められたのかは定かではないが、色々と問題があるな、というのが正直な感想だ。

まず、個人戦の前に行うというのがまずいと思う。
連続で出場する選手の負担になるのではないだろうか。
(もっともそうならないのがトップ選手だと言われれば、確かにそうなのだが)

団体戦と聞いたときに、わたしは隔年で開催されている国別選手権を思い浮かべたが、
ソチの団体戦は雰囲気が全然違っていたように思う。
かぶり物禁止がいけないんじゃないだろうか(それは違うか)

どうせなら五輪には団体戦よりもシンクロがいいと思っているのだが、
参加人数が極端に増えてしまうので実現は難しそうだ。

現在ノルウェーのリレハンメルで行われているユース五輪のフィギュアスケート競技にも団体戦がある。
この団体戦は、ソチの団体戦とも、国別選手権とも違う。
すべての個人戦が終わった後で、任意に選んだ選手(組)で即席チームを結成し、
8チームで競うという方式である。
任意と書いたが、例えばチーム1は男子○位、女子△位、ペア▲位、ダンス□位のように、
事前に決めておいて、そこに結果を当てはめるというやり方である。

団体戦は、前回のユース五輪(ちなみに墺国のインスブルックで開催)でもあったのだが、
この時は各種目の上位8名(組)をランダムに組み合わせたチームだった。
今回は、必ずしも上位選手ばかりではなく、中位や下位の選手にも参加のチャンスがあることが違う。
また、前回は単にチーム1、チーム2のような味気ないチーム名だったが、
今回はチームホープ、チームモチベーションなどのような、やる気の出そうなチーム名が付いている。
この方式はなかなか良いのではないかと思う。
個人戦が終わって間に3日置くのも、フリーだけで競うのも、選手の負担軽減になるのではないかと思う。

全米選手権2016ノービス男子(8)

2016-02-16 22:53:32 | フィギュアスケート
今週は四大陸選手権がある。
てっきり明後日からと思っていたら、練習は今日から始まっていた。
今回の開催地は台湾と、日本からかなり近いため、熱心なファンは現地入りしているんだろうなと思う。
わたしはINでの中継が見られれば、そこで見たいと思っている
(一昨年の大会では、当時好きだったダンスカップルの現役最後の演技を見ることができて嬉しかった)

そのINであるが、時々(と言うか、休みの日で見たいテレビや録画がない場合)過去の全米選手権や
予選であるリージョナルやセクショナルの大会の動画を見ている。
一昨日、何度目かのノービス男子フリーの演技を、プロトコルと併せて見ていたのだが、
フリーで滑った12人のうち、GOEがすべてプラスだった選手は1人もいなかった
それどころか、ショートプログラムでも同じく、全員何らかのマイナスが付いていた。
フリーでいちばん減点の小さかった選手は、1位のエリック君でも2位のピーター君でもなく、
6位(ちなみに総合6位の)デレク・ワグナー君だった。
デレク君はショートで最初の3Tが回転不足で2Tと判定され、
次に跳んだ3Lz+2TのコンビネーションジャンプがNo Value(0点)となり、
1人だけ30点台と大きく出遅れてしまった
フリーでは、それほど滑りにスピードを感じないのだが、すべての要素を手堅くまとめたため、
90点台を出して大きく順位を上げることとなったのである。
動画で見ると、とてつもなく脚の長い選手(そして長身)という印象である。
これだけ背が高くて脚が長いと、ジャンプが跳びにくいだろうと思うのだが、フリーではどのジャンプも回転は足りていた。

なお、ショートで減点がいちばん少なかったのは、ピーター君である
最後のスピンで0.01の減点がなければ、すべてプラスになったので、本当にもったいない。

ショートでもフリーでも、下位の選手はマイナスだらけである
ジャンプがすべてマイナス、回転不足を示す<や<<がたくさん付いているという、
本当に気の毒になる評価が下されている選手が何人もいる。

ノービスに限らず、今回の全米のジャッジには、ずいぶんと批判があるようだ。
未だに海外ボードでは議論(というか批判)が行われている。
ノービスで1人、「これはどうなんだ」という点数を付けているジャッジがいる。
PCSが、彼の部分だけ極端に低い点数なのである。
1位のエリック君やピーター君には、2点から3点台が付けられている
他のジャッジは4から6点台を付けているにもかかわらず、である。
とある選手には、なんと1点台が付いていた。
このジャッジは、すべての選手にこのような辛い得点ではない。
明らかに特定の選手たちだけ低いのである。
自分の好みに合わないということなのだろうか(それはまずいんじゃないかと思うけど)

その昔、6.0が満点の旧採点時代に、
フランスのデュシュネ兄妹という個性的なダンスカップルがいて、
彼らの演技については芸術点で4点台という得点を頑なに出し続けたジャッジがいた。
(他のジャッジは5点台後半なのに、である)
のちに彼らは、すべてのジャッジに認められるような選手になったのだが、
このように偏った点数の付け方はジャッジミーティングで問題にならなかったのだろうか。

やはり採点競技というのは難しい。




自然史博物館(1)

2016-02-15 21:21:42 | 旅行
これから入る博物館の入口には、このような銅像がある。

まさに象の像である

入口で入場料とツアーの料金を払う。16ユーロ50セント。
入場料は10ユーロだが、ガイドツアーが6ユーロ50セントかかるのである。
ガイドツアーが始まるのは午後3時ということで、それまで少しだけ時間があるので、
クロークに荷物(ショルダーバッグとカーディガン)を預けたり、
トイレに行ったりする。

入口ホールからは、左右と正面の3ヶ所に階段が延びている。
階段を上がってすぐの階は、美術史博物館と同様に0.5階(中2階)となっている。
普通の家よりも高いところに中2階がある。
中央階段をさらに上がると1階(日本式に言えば2階)があり、
この2層が展示場所である。
建物の奥、トイレがある場所からさらに2階(日本式には3階)への階段があり、
そこは特別展の会場である。

インフォメーションカウンターでパンフレットをいただく。
ここは、ドイツ語と英語の2ヶ国語版しかパンフレットがない。

これは見取り図である。
言葉がよくわからなくても、絵で何が展示してあるかなんとなくわかる。

わたしが主に利用したのは英語版の方である。
これは、ガイドツアーの紹介の部分で、わたしが参加する予定のツアーもここに載っている。


ガイドツアーの待合場所は、中央階段の向かって左側である。
こちら方面には、わたしが素通りできないミュージアムショップもあるのだが、
ツアーの時間に遅れたら困るので、覗くのは見学後にする。

二つの博物館の間

2016-02-14 16:26:04 | 旅行
これが、先ほどまで中にいた美術史博物館である。

向かい側にある建物とそっくりの形をしているが、こちらの方が色が白い。

この双子のような建物は、向かい合うような形で建っているのだが、
その間には広場がある。
マリア・テレジア広場と名付けられている。
名前の由来は、言うまでもなく、中央にいらっしゃるこの御方である。


テレジア様の周囲には、彼女を守るように12人の像が控えている。
宰相カウニッツ候やリヒテンシュタイン候などの臣下の他、台座にはハイドンやモーツアルトもいるらしい。
(が、見落とした。残念
4騎の馬に乗った軍司令官が四隅に控えている


あいにくの曇り空だが、テレジア様の堂々たるお姿をご覧いただきたい


テレジア様は、よく女帝と呼ばれるが、神聖ローマ帝国皇帝の座にあったのは夫のフランツ・シュテファンであった。
彼女の身分は、『ハンガリー女王』『ボヘミア女王』であるが、政治的手腕は夫よりもはるかに上で、
実質的には『女帝』であった。
夫君のフランツ・シュテファンは、現在はフランスの一部であるロレーヌ(ロートリンゲン)公国の公子で、
結婚の際には公国の跡継ぎの座を手放さなければならなかった。
政治や外交には向かない性格だと自覚していたのか、そちらの方は妻に任せて
自分は学問や趣味を極めた人であった。
また、戦争続きで疲弊した帝国の財政を立て直したのも、フランツの功績が大きかったとされる。
シェーンブルン宮殿内にある動物園を大きくしたのも彼の時代である

そして、フランツ1世のもう一つの功績が、この建物内に収められている。

美術史博物館よりも色が濃いこの建物は、自然史博物館である。
ここが、この日のお目当てその2となる
自然科学に大変興味のあったフランツ1世の収集した膨大な標本類をもとに、
世界中の動物・植物・鉱物・化石などを集めた博物館である。
ガイドブックには「向かいの美術史博物館と比べると地味」などと失礼極まりないことが書かれているが、
化石や鉱物大好きなわたしには素通りできない場所である