かへる 東の国探訪記

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美術史博物館(12)

2016-02-12 22:20:52 | 旅行
やはりベラスケスの作品(マルガリータ王女)は、ここの美術館の目玉であるので、
充電の残りが心配だがデジカメでも撮すことにする
まずは、3歳と5歳のマルガリータ王女。

3歳の時の、片手をテーブルか台につくポーズは、案外疲れるものなのだそうだ。
5歳の時は、結構大人びたポーズをとっている。
このドレスを着た王女は、同じくベラスケスの傑作『女官たち』にも登場している。

青いドレスのこれは、8歳の王女。
少し離れて絵を見ると、ドレスが浮かび上がって見えるとガイドブックに書いてあった。
書いてあるとおりに少し離れた所で眺めたが、近眼のわたしには同じように見える。


この絵も含めた王女を描いた作品は、お見合い写真代わりに結婚相手である皇帝に贈られた。
(ということは、3歳の頃から嫁入りが決まっていたことになる)
届いた絵を眺めながら、後に自分の奥方となる少女の成長を見守っていたのだろうか。


デジカメの方が、対象物を広くとらえられるような気がする。
が、その分色が何だか薄いようだ。


わたしはかなり絵に近づいて写真を撮っているが、
このようにロープが張られていて、絵には触れないようになっている。


こうして見ると、どの絵も素敵なのだが、青いドレスの王女がいちばん好みだ。

これは、イタリア絵画の部屋にあった絵で『アストレアの帰還』である。
アストレアというのは、ギリシャ神話に出てくる女神のひとりである。
人間に正義を訴え続けたが、戦争を繰り返す人間に嫌気がさして地上から去ったと神話には記されている。
天に昇ったその姿は乙女座になり、彼女が手にしていた天秤が天秤座になったそうだ。


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