ウッシー、カムバック～。

ついに、この日がやってまいりました。

牛太郎、自然に帰る。

思えば、去年の春２号がすくったばっかりに、ずるずると飼う羽目になり、気づくとカエルになってたりして、生餌を探し、生餌を求め、生餌を買い増し、地味ながらも死なずによくぞ今日まで。
うっうっうっ（関連記事は、文章をクリックしていただけると、読めます。）


ま、とにかく、
「すくった場所に放そう。」ってことで。
トンボ池なる牛太郎の故郷にプラケースと残りのウジくんを持ってでかけました。
～～～～

「今日はお天気もいいしね。風もないし。きっと、池には仲間もいるしね。」などと、若干離れがたい私は一人でベラベラしゃべってまして。
「トンボ池だから、ヤゴがいるんじゃな～い？」
「えっ。ヤゴっ。ヤゴってっ。」
←膨らむ妄想。題名「カエル喰いヤゴ野郎」
（オオカマキリですが。）

あせる私に
「ヤゴはカエルのえさになるんじゃないの？」←さすが田舎の子１号。
「な～んだ。ならいいじゃん。」←カエル中心に世界が回ってる私。


そんなことでうろたえてる私の横で、サッサと牛太郎を外に出してる２号。
「ほらー、池にお行き～。」って。
「えっ、もう出しちゃったの？」

わわわわ携帯で写真撮んなきゃっ。ちょっとちょっと
←わかりにくいけど、真ん中あたりにいます。

自然界に出ると、なんだか青っ白いなぁ。大丈夫かしら。

と、思ったとたんに、ピョコン　牛太郎のカエル飛び。

「あららっ。」

どこよ？どこに行ったの？あれ？

いなくなっちゃいました。

「どこ？？どこ？こっち？もう池か？」

もう草がボーボーで全然わかんないしぃ。どこ～～～？あ～れ～？？

どこ～～？うしたろー、おーい。

「離しにきたんだから、探さなくていいんじゃないの？」ズバリ２号。
「ぐっ。・・そのとおりです。」

そのとおりなんだけどさぁ。

あっけなさすぎ。　私の一年って・・・。

せめて、池に入って泳いでいくところくらい見たかったんだけどなぁ。
まさか、一瞬にして見失っておしまいとは・・・。　がくーん。

「もう暑いから帰ろーよぉ。」
「コンビニ寄ってアイス買って～。ね～。」

あの～。お母さん、けっこうダメージ喰らってんですけどね・・・。
ウジと一緒に捨てて帰りたい金喰い虫２匹。
で、コンビニ経由で帰ってきました。～～ハー－―－

んで、夜。
「もう会えないのかと思うと・・・今朝までいたのに。」つい愚痴る。
「池に行ってみれば？」
「カエル見つけても牛太郎かどうか見分けつかないし。」
「可愛がってたわりにそんなもんなのかよ。」
「そうです・・・。」
「微妙に違う奴を持って帰ってこられても困るしな。」て。もう持ってこないわよ。失敬な
「さっき、あれを見たら、悲しくてさ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんだよ？あれ。」
「ウジの割り箸よ。」

「すてろよっ」

家族は、誰も私の気持ちをわかってくれません。シクシクシク



１４回にわたりました牛太郎シリーズはこれにて完結です。
ご静読ありがとうございました。