みなさん、こんにちは。
4/14(土)、神奈川県の二俣川試験場でグッドライダー・ミーティングが開催されました。雨も早朝にはキレイに上がり、気温も20度を越えて、汗ばむほどの陽気になりました。
参加されたのはおよそ50名のライダーの方々。「ビギナー」班と「ベーシック」班に半数ずつわかれていただき、午前と午後で入れ替えを行って、「バランス・セクション」と「制動セクション」を練習し、最後に総合訓練として、場内のコースを利用したスラローム走行を行いました。
ここのところ、土曜日に行われる神奈川の安全運転講習会への参加希望が多くて、落選し、涙をのむ皆さんの参加が多かったからか、特に「ベーシック」班には、いわゆるベテラン組、HMSなど他の講習に多数の参加歴のあるみなさんの姿もちらほら。プロテクタの装備、革パンツの着用など準備万端で、乗車姿勢や走りそのものなど、他のライダーのお手本となるみなさんのご参加は心強い限りでした。
めいめい乗って来られる愛車もさまざま。スクータータイプの方、国産ネイキッド、スーパースポーツ、オフロード/トレール車、さらには BMW やドカティ、GL1500 まで。バイクの車種は違えど、大切な原理はすべて共通です。みなさんそれぞれのバイクと「対話」し、バランス課題やさまざまな状況下でのブレーキ練習を通じて、マシンとのコミュニケーションを深めていただけたなら、スタッフ側として幸いです。ぼくらスタッフのアドバイスは決して『天の声』でなく、『気づきのためのきっかけ』なんです。スクールで何かを発見し、それをお土産として持ちかえる、もしくはその日の帰路から実践してみる。そんな「気づきのきっかけ」がライディング・スクールだと思うのです。
免許を取得して一ヶ月、ご夫婦で参加された方もおいででした。小柄な体格ゆえ、足先ツンツン状態での発進や停止、半クラ操作もまだまだ恐怖感がともなうとは思いますが、それでも積極的にこういうスクールで果敢に練習することによって、半クラッチの制御のコツをカラダで覚え、かならずや上達につながります。
また、大柄な CB1300 を良い感じで操ってスラロームを走ったライダーさん、運悪くパイロンの縁の部分を踏んでしまい転倒なさいましたが、乗車フォームの適正化によってバイクのもつ旋回性を引きだし、より正確な向き変えとライン取りの実現につながる、と確信しました。
公道でコケたらそれは事故ですが、スクールで経験する「意義ある転倒」であれば、それは必ず後日のスキルアップにつながると思います。なぜコケたか。何が失敗だったか、じっくり考えられますから。
正しい方法で、もしくは正しい理想形をめざして練習を重ねれば、かならず上達します。
反対に、誤った自我流の乗り方をいくら続けても、「慣れるだけ」。うまくなっていません。公道での余裕も十分には持てないことでしょう。
「ゼロにいくらゼロを足してもゼロ」というわけです。無から有を生み出すことは、ほんのちょっとの勇気で可能なんですね。
次回、神奈川のグッドライダー・ミーティングは10月20日にもういちど開催されます。そのときも同じような要領にて開催する予定ですが、今回、何かお気づきの点がある弊ブログの読者の方、どうぞ遠慮なくご意見をお寄せくださいませ♪。
(乗れば乗るほど、楽しくなります)