光Ginjiの「後方ヨシ!」

素敵なライディングと輝く毎日を送る仲間に乾杯!

データロガーをスクールへ!

2006年10月19日 00時11分58秒 | 日記

ロードレースなどではメジャーな存在(だそうですね?)のデータロガー(Data logger)を使って行う試みのHMSに参加してまいりました。
CB1300 に各種センサーを装着し、

 (1) アクセル開度
(2) 速度
(3) Fブレーキ油圧
(4) Rブレーキ油圧

の各項目を縦軸とし、時間軸 t を横軸としてプロットすることによって、ライダーのマシン操作の様態を探ろう、というものです。これらの4要素を同一時刻内で観測し、その波形の形状を見ることによって、たとえば、

・急制動のときに、ブレーキをガツンと掛けているか、ジワリと握って(踏んで)いるか。
・また、そのときにフロント重視でかけているか。リア重視でかけるのか?
・直列パイロンスラロームでFブレーキも併用しているかどうか?
・コーナーの立ち上がりで、アクセルを開けるドンツキを押さえるためにリアブレーキを使っているか?
・ブレーキのリリースとアクセルの開け始めにオーバーラップがあるか?

など、ビデオに撮った映像だけでは分かりにくい「ライダーの操作」を立体的に確認しよう、というものでした。

いや、これ、実に楽しかったです。いちばん興味深かったのは、「走る・曲がる・止まる」「減速・加速」の要素が詰まったオフセットパイロンスラロームでの操作時の様態です。これ、ほんと参加者十人十色、って感じでした。バンク角を確保して、大きめに旋回するひと、直線部分を多くとり、舵角中心に向きを変える人。その中間の人。 それぞれによって、プロットされる波形が如実に異なっていました。

日ごろ、「遅い・寝てない・開けてない」そして「旋回の後半に一瞬、止まる」をここ何年も指摘されてきた僕ですが、とくに、「旋回後半で止まる」理由が、リアブレーキの使い方にある、ということがハッキリ、波形に表われていました。旋回中に、必要以上に踏み込んでいくクセが頑固にしみついていることがわかりました。があああん。

それ以上にわかって最初は嬉しかったこと。:-)

     「俺、開けてるじゃーん

アクセル開度のグラフは、この日の参加者の中でまちがいなく最高MNMイントラをも凌ぐ開けっぷり!なにしろ波形が示すんだから間違いない 大将(軍曹)、僕はやりました。開けてます。しっかり右手はあけてます。VFRの白バイさん真っ青の、ひじをも下げる開けっぷり
愛弟子(?)はやりましたよ。アクセル、開けられるようになってます


…だけど、なぜ速くない(速度が乗らず、旋回も凡庸…)のか…。さらなる苦悩の入り口に光Ginji は立ちました。  ええ。わかってるんです。極低速で、ガバッとアクセル開けても、たとえPGMのCB1300といえど、すぐには回転が付いてこないことを。それを良いことに(?)、鋭く開けて、また戻しちゃってることを…(爆)。もっと早くに開け始め、もっと長く開けていないと、新世界への開眼は遠いことを。ううむ。練習あるのみじゃ。

嗚呼、ライディング修行の道はまだまだ続きます。 終わりはありません。
この日、初級に参加されていた、きらきらした瞳の可愛いレディスライダーに問われました。

「軍曹に、『乗れば乗るほどうまくなる』と教わったのですが本当ですか?」

と。もちろん答えはイエスです。好きこそものの上手なれ。千里の道も一歩から。
優しく楽しく、元気よく。