晴朗無上

日々の出来事など

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2009-07-26 16:42:52 | Weblog
「グッバイ レーニン!」を見た。

このところシュリンク氏の小説をずっと読み、
西からみた統一後のドイツについてはちょっとばかり考えたけど、
この映画は、逆に東からみた統一後のドイツ。

しかもその混乱のさなか、意識をなくして寝たきりだったお母さんのために、
ショックを与えないように、でもドイツが統一したということを
うまーく、やさしく(ちょっと事実を曲げたけど)伝える努力。
その中には、東ドイツの人の思いが、たっぷり込められているような気がする。
だれだって、自分の国に誇りを持っているのだ、と思った。

なにより、この映画には「悪人」が出てこないのがうれしい。

この映画がドイツで大ヒットしたというのを聞いて、
シュリンク氏も見たのかな?なんて思った。