むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

想像力

2011年03月14日 03時20分23秒 | Weblog
阪神大震災を超える災害なんて、自分が生きているうちにありえないと思っていた。
目を覆いたくなる惨状。
離れたところから何もできないのが何とも情けなく、もどかしい。

と同時に、16年前に起きた「阪神」の怖さや、取材でお世話になった多くの遺族の悲しみを少しずつ忘れている自分を感じる。
凡人の「想像力」は、よほど意識していないとすぐに薄れてしまう。




甚大な震災被害が伝わると、イラン人の友人らから次々と電話がかかり、家族の無事かどうかなどを尋ねてくれる。
日本に行ったことがあるイラン人は、日本の惨状を本気で悲しんでいる。

イラン人は一人ひとりはみんな想像力のある優しい人たち。
ただ、政府や社会全体となると、全くそれが変わってしまう。
違法建築がはびこり、人の行動もどこか目先の自分の利益に走る傾向が……。

地震大国イラン。
首都テヘランで起きたら、数十万人が犠牲になるとの予測もある。

悲惨な様子は想像したくない。

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