むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

素顔

2011年09月28日 16時06分39秒 | Weblog
素敵な国、嫌な国、温かい国、えげつない国……。
イランにいる日本人にとって、所属する組織、関心、社会への溶け込み度などによって、評価はバラバラだ。



先日は、ペルシア語を活かして働き、10年も住んでいる女性に話を聞いた。

「イラン人と付き合うのも、イラン社会も本当疲れますね。けれど、海外旅行に出かけ、戻って来るとイランに戻ると、どこかホッとするんです」

どっぷりイラン社会に浸かり、どこか突き放しているようでいて、きちんと見ている。
米国や欧州と違い、評価が定まらないのが一番の面白いところ。




一筋縄では「素顔」がつかめないイラン。
ステレオタイプの評価はどこか真実とずれる。

イランには民主主義が全くない?
→× 大統領の独裁は不可能で、選挙を巡る政争は常に激しい。新聞紙上でも市民の会話にも、政治の話ばかりがあふれている。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110922ddm007030172000c.html (東日本のみ)

イランは世界から孤立している?
→× 欧米諸国から忌避されているのは確か。けれど、大統領も閣僚も常に世界中を飛び回り外交を展開し、周辺諸国との関係に相当気を使っている。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110922ddm007030185000c.html (東日本のみ)




素顔をうまく伝えられるには、まだまだ時間がかかりそう。

■記者の目
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20110916ddm004070130000c.html

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