まるまる1カ月も更新をさぼってしまった……。
けれど、上の写真のように、ぐでーっとしていたわけではありません。(写真は、オスのムハンマド。地下の駐車場に在住)
しばし、微笑みの国に洪水の取材へ。
未曾有の大雨に、急速な都市化に追いつかない排水……。
600人も死亡した事実は深刻だけれど、何といってもタイの人たちのたくましさばかりが胸に残った。
こんなピンチに一体だれに電話しているんだろう……。
子供は本当にどこでも楽しそう……。
けれど、バンコク在住の日本人の子供は、学校休校で2000人以上が帰国してしまった。
完全に水没している地区で、困難のまっただ中にあるはずなのに……。
タイ人には十数種類の笑顔があるという。
喜び、楽しさ、悲しみ、悔しさ、つらさ……。
すべて笑顔で包み込んでしまう。
バンコク中心部は、東京と同じ輝きを放つほどの発展ぶり。
一方で、川や運河沿い、高速道路の陰には、莫大な数の貧しい家々が並ぶ。
滞在期間の後半は、ひたすらスラム街ばかり歩き回っていた。
笑顔の裏にあるつらさ、悲しみ……。
イランに戻り、あちこちでキレたり、すぐに落ち込んでしまう自分の器の小ささが笑えてきた。