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遺言・相続

遺言や相続手続きをわかり易く

4月の行事

2011-04-04 13:23:10 | ブログ

4月は年度変わりとなるところが多いと思います。特に事務・管理部門は新入社員の受け入れ、決算、人事異動、事業計画の公表・実施、株主総会、有給休暇の付与計算、昇給などいろいろな行事が多くなりますし、また前期の締め切りと当期の開始業務を同時進行しなければなりません。私も長い間企業の管理部門の責任者をしておりましたのでこの時期は前期と当期の間で業務を行うということが通常でしたがこの中で一番大変だったのは人事でした。

人事異動等の計画はすでにできているのですが実際異動を行ってみると不都合が発生したり、社員の個人的事情の変化があったりで計画の変更を余儀なくされたりします。人事異動はパズルの様なもので、特定の1人を変更することは全体の計画の修正・変更もしなければならないことにもなりかねません。

人事異動は単なる人の異動ではなく、経営戦略に基づきなされるものでなければなりませんし、構成員の特性等を見極めたうえで異動によるプラス・マイナスも計算しなければなりません。人事の失敗によりその組織が機能しなくなることもあります。

何か問題が発生すると、○○本部、○○部を発足して対応するという話をしますが、それが本当に必要か、また構成員となる適切な人材は揃っているか、他の部門との重複や摩擦はなど検討していくと意外に既存の組織に最小の異動で解決することも多くあります。

「仏造って魂いれず」、組織や人事異動をしただけで問題が解決したり、目的が達成されたりするようなことは殆どありません。組織変更や人事異動はその後どのようにそれを運営していくかが重要なことなのです。

ついでですが、

建設業許可を受けている場合、役員変更、営業所の新設・廃止、又は技術者や経営管理者の異動などにより変更届の提出が必要となりますので注意してください。また、決算期終了より4ヶ月以内に事業年度終了届を提出しなければなりません。

その他、産業廃棄物収集運搬業(積替え保管なし)の許可が今まで積卸しを行う政令都市毎に許可を受ける必要がありましたが、23年4月1日より同一県内で行う場合原則として県知事許可に一元化されました。現在の許可については経過措置がありますので確認が必要です。


行ってきました

2011-03-24 16:25:11 | ブログ

先日、飛騨高山へ旅行に行ってきました。

高山には大学時代の同級生と後輩がいる関係もあり公私を含め何度も行っていますが、今回は1213年ぶりになります。

10年以上の年が経過していると大きな景観や雰囲気は変わっていない懐かしさと共に、町の所々や人の変化など新しくなった変化も感じました。

行った際には必ず訪れるお店が無くなっていたり、世代交代していたりまたは業種が変わっている店もあり時の経過も感じました。

ただ、高山は私にとって何となく居心地の良い所であることには変わりがありません。ちょうどいつも行く喫茶店や居酒屋のようにそこに行くだけでほっとする場所のような感じです。いろいろ旅行をしますがそのような感覚になる場所はそんなに多くはありません、生活の場所とゲストとしての開放感との中間のような感じが好きなのかもしれません。

それに、山間の高山=飛騨牛・高山ラーメンと思われがちですが、富山産の魚貝も多くそれも楽しみの一つですね。

高山の観光案内になってきましたが、そうゆう場所を見つけることも旅行の楽しみであり、人生にアクセントをつけるこになるのかも知れません。


東日本大震災

2011-03-19 15:01:46 | ブログ

この度の震災に被災された皆様並びに関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

東日本大震災とそれに続く原発事故が発生し、TV,新聞等で連日報道されているがその中で「想定外」や「想定を越えている」という語句をよく耳にします。今回はじめて聞いた訳ではなく少し前から耳にして感じていたのですが、今回の災害を期にこの語句に違和感を覚えるのは私だけでしょうか。それは現在のシステムは相当完成度が高くそれを越えてしまったという意味で「想定外」であると使われているとするとそれは大変危険なことだと思ったからです。

災害や事故による被害や損害は元々想定外のため生じるのであり想定内であれば被害や損害は生じないか、生じたとしたとしても最小限に抑えることができると思います、災害や事故により大きな被害や損害が発生するのは当然「想定外」だから生じるのです。経済、事業経営、日常生活などにおいて全く同じ事象が繰り返されることは100%ないことが普通です、ただ、過去の経験などを通じこれを「想定内」として対処しているに過ぎないと思います。

しかし、人は事業経営や日常生活などで生じる事象を完全に想定することは不可能といえます、そこで重要となるのが想定外のことが起こった場合の対応力ではないかと思います。「想定外」ということは過去の経験や既存の「想定内」による組織や発想では適切な対応はできないといっても過言ではないのではないでしょうか。

もちろん、「想定外」の事象も長い時間をかけて生じる場合は、既存の組織や発想の修正などにより「想定内」化することにより対処することができます、しかし、突然の事象の場合は既存の投資効率や組織などの枠を維持しようとすることが被害や損害を大きくすることになる場合が多いと思います。

日常、自動車を運転するとき、車をコスル程度の事故は予想して乗ることはありますが、重大事故を常に予想して乗ることはあまりないのではないでしょうか。

「想定外」という言葉が多いことはリスクに対する対応力の柔軟性が減少しているのかと感じる今日この頃です。