Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
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京阪神の水色電車です。TOMIX 103系 新製冷房車・スカイブルーが入線したよ。

2021-09-19 21:13:07 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは

ようこそおいでいただきまして、厚く御礼申し上げます。

毎度おなじみ流浪のKボーイでございます

またいつものように、お付き合いを願います。

さて国電の代名詞たる103系通勤形電車ですが、最近NゲージではTOMIXのハイグレード製品が幅を利かせています。そのハイグレード製品は、ちょっと懐には辛いですが、出来はピカイチです。

なので、私の方でも京浜東北線仕様としてスカイブルーを何本か入線させています。

でも、京浜東北線だけでは飽き足らず、


同じスカイブルーでも、京阪神緩行線にも手を出したようです。

また入ってはいけない沼に突入したようです。

ということは快速の113系も欲しくなるし、いずれ出てくるであろう201系なんかも欲しくなりますねぇ。ただ、国鉄仕様では出ないかもしれませんが。

ということで買っちゃいました



TOMIX 品番92387「国鉄 103系通勤電車(新製冷房車・スカイブルー)基本セット」です

クハ103形2両と、モハ102・103形ユニットの4両セットになります。

クハ103形は「低運転台・新製冷房車・シールドビーム2灯」の仕様。
京阪神緩行線(東海道・山陽本線)を想定したセットになります。

説明書によると時代設定は国鉄末期の1986年頃です。
付属品する転写シートに収録されている車両番号も、その頃明石電車区に所属していた編成となっています。

プロトタイプとなった編成は、元をたどると昭和49年から50年にかけて高槻電車区に配置されたグループです。

このグループの特徴は、中間車は新製配置車で、クハ103形は山手線・中央快速線へのATC準備工事車投入よって差し替えられ、関西地区に転属した車両になります。

この先頭車が曲者で、最初は今回取り上げる模型と同じ新製冷房車だったのですが、途中から冷房車が尽きてしまい初期型非冷房車が転入。

当然、非冷房の先頭車に冷房を制御するスイッチがないため、中間車の冷房が使えないという事態となりました。

もちろん、そのままではサービスダウンになるので早期に冷房化改造が行われたようです。


基本セットは4両セットです。
増結に使う車両は、
モハユニットが品番92588で、
サハ103形は品番9308です。

それぞれ1つずつ買うと実車通りの7両編成になります。

なお、車両ケースのウレタンは7両対応です。



(購入時の状態)

付属パーツはコチラ。


●信号炎管・列車無線アンテナ
●行先表示(「京都」「高槻」「西明石」「普通」)
●運番表示(「26A」「48A」「46A」「53」)
●ジャンパ栓
●列車無線アンテナ用治具

行先表示には基本的な内容ですが、「吹田」「甲子園口」も欲しかったですね。

いまでこそ珍しい吹田行・甲子園口行ですが、1986年11月改正までは昼間の基本行先でした。

まして、説明書の実車写真が「吹田」なんだからね。

そして転写シートはこちらです。


シートは高運転台非ATC車(阪和線)と共用です。
京阪神緩行線3編成分と阪和線2編成、謎のオマケ車番とシルバーシート、JRマーク、予備車番が収録されています。
車番の詳細は後述します。

◎模型の細かい所をチェック
まずはお顔から見ていきましょう。


お顔はこんな感じです。
ヘッドライトはピカーと明るく、テールライトはぼんやりと点灯します。



先頭部を斜め前から。
床下の配管や排障器が実感的ですね

続いて側面です。



(クハ103形の側面)
少し前の製品なので、ATS車上子は付属しておりません。



(モハ103形の側面)


(モハ102形・トレーラー仕様の側面)


(サハ103形側面)


モハ103形のパンタ周り。
パンタグラフは一般的なPS16形です。


屋根上のクーラーはクレーンフックが片側3つのAU75Bです

細かい所は以上です

◎転写シートに含まれる車番のメモ
さて、付属のする転写シートの収録されている車番を解説しましょう

収録されているのは以下の編成です。
いずれも国鉄末期の1986年4月のものです

明石電車区41編成
●クハ103-221
●モハ103-496
●モハ102-652
●サハ103-391
●モハ103-497
●モハ102-653
●クハ103-222

明石電車区46編成
●クハ103-233
●モハ103-492
●モハ102-648
●サハ103-389
●モハ103-493
●モハ102-649
●クハ103-234

明石電車区43編成
●クハ103-267
●モハ103-430
●モハ102-586
●サハ103-364
●モハ103-431
●モハ102-587
●クハ103-268

日根野電車区HS610編成
●クハ103-823
●モハ103-763
●モハ102-2020
●モハ103-764
●モハ102-2021
●クハ103-830

日根野電車区HS612編成
●クハ103-827
●モハ103-767
●モハ102-2024
●モハ103-768
●モハ102-2025
●クハ103-834

謎のオマケ車番(いずれも京浜東北線・浦和電車区)
モハ103-629・モハ102-785
モハ103-630・モハ102-786
サハ103-443

この謎のオマケ車番ですが、
おそらく高運転台ATC仕様に収録すべき車番を間違えて入れたようです。

その証拠に高運転台ATC仕様の転写シートに、1986年4月時点で明石電車区に在籍の
モハ103-309・モハ102-465
モハ103-310・モハ102-466
サハ103-447
が収録されています

ずっと謎だったんです。
京浜東北線仕様で何故関西車番が、と。
新製冷房車を買って初めて理解しましたよ

参考までに『国鉄電車編成表86年版』の明石電車区103系の編成表を載せておきます。



1986年4月時点で103系の非冷房編成は7本のみで、残りは冷房編成です。

もちろん。明石区には201系も32本もいて、もう少しすると205系も配置されます。

◎入線整備の話
さて、買ったからには入線整備をする訳ですが、例によって側面方向幕・所属標記・エンド標記・ATS標記は含まれておりません。

単独で遊ぶ分には良いですが、手持ちのKATOの117系と並べるのにちょっと寂しい。

そこで今回はそれらの再現用に、

グリーンマックスのステッカー、車両マークを用意しました。
●品番7302「国鉄/JR103系用ステッカー No.2関西・中京エリア」
●品番7405「国鉄/JR103系用車両マーク No.2関西・中京エリア」
の2つです。

103系EVOキット用もので、ステッカーは高品質のフィルムタイプです。

行先シールは「西明石」を、車両マークの方は「大アカ」の所属標記と、エンド標記、S形のATS標記、ドアコック表示を使います。

グリーンマックス製なので、マークの転写は非常にやりやすいです。

貼り付け後はこんな感じです。


単色電車なので、所属標記やエンド標記が引き立ちますね。

ついでに京都方クハ103形のホースには黒で色差しを施しています



方向幕シールも良い感じです。
ただ、シールを切り出す際に黄色い台紙に白地は目立ちにくいので、カットする位置を見極めるのが難しかったです

ちなみに、車両番号は明石電車区41編成、クハ103-221以下の編成にしました

◎車両紹介
また例によって車両紹介して終わりです。


●クハ103-222
西明石方(偶数向き)先頭車です。
実車の新製配置は中央快速線の豊田電車区で、最終配置は岡山電車区でした



●モハ102-653
MGとCPを搭載する中間電動車です。今回はこの車を動力車にしています。

なお実車は民営化後に明石→岡山→奈良→日根野と移動して2011年に廃車されています。



●モハ103-497
実車はパンタグラフを搭載する中間電動車です。



●サハ103-391
中間付随車です。
実車は明石から奈良に転属し、2006年に廃車になっています

モハ102-652とモハ103-496は省略



●クハ103-221
京都方(奇数向き)先頭車です。
実車は、中央快速線→東海道・山陽本線→岡山地区(山陽本線・赤穂線他)と渡り歩いてますが、どれも103系には過酷な線区だよね。

紹介は以上です

◎まとめ
今回は京阪神緩行線の103系新製冷房車について色々とお話しました。

華やかな新快速車両に比べると、脇役といった印象の103系ですが、主役を引き立てる車両として非常に良いかと思います。

製品名は新製冷房車となっていますが、1次改良車の冷房改造車としても使えるのかな?
そのあたりはよくわからないのですが…。

そして、多分ディープな方ですと、先頭車を初期型冷房改造車にしたりして楽しむのかなと思います

なお、模型としては若干古い仕様でして、「品番92387」として再生産されることはないと思います。

次回生産される際は、
●M-13モーターの採用
●車端部床下配管付きTNカプラー採用
●屋上機器を塗装仕上げに変更
●ATS車上子の追加
などがなされ新品番で新発売されるかと思います。

以上です




(2022年7月16日リンク追加)

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TOMIX 113系0番台(冷改車・湘南色・関西仕様)→コチラ

 

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