Kボーイの根岸線日記

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飯田線の1M国電です。KATO「119系 飯田線 3両セット」が入線したよ

2021-09-22 23:35:14 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは

毎度おなじみのKボーイでございます

さて、本日は過去のNゲージ入線記事の修正版です

今回取り上げるのは、人気ローカル線を走っていたスカイブルーの1M国電です。

ということで、


KATOの119系 飯田線 3両セットのお話です


119系は飯田線の旧型国電置き換えを目的に1983年(昭和58年)から営業運転を開始した電車です。1M国電の105系電車をベースにしつつも長大路線・寒冷地(耐雪は省略)・急勾配といった特殊事情を抱える飯田線に適した車両として設計されました。登場以来30年にわたり飯田線で活躍を続けましたが、213系の転用や313系の増備により2012年(平成24年)に引退しました。



Nゲージでは、グリーンマックスの未塗装キットが最初で、後からマイクロエースやトミーテック(鉄コレ)も参入、
そして2018年7月に、飯田線旧型国電シリーズを積極的に展開していたKATOが満を持して119系を発売しました。

◎模型の概要
今回発売された119系飯田線は、今回取り上げる3両セットのほかに2両セットとクモユニ147形もラインナップされています

〇商品名:品番10-1487「119系 飯田線 3両セット」


〇主な模型の仕様

●プロトタイプは豊橋機関区(静トヨ)所属のL9編成
●青22号に灰色9号の帯の登場時塗装
●ベンチレーターは別パーツで再現
●ライトユニットは電球色LEDを採用
●カプラーはフックなしのボディマウント式密連形カプラーを採用
●ブック形車両ケース入り(6両まで収納可能)

〇車種構成


●クモハ119-32(動力なし)



●クモハ119-33(動力車)



●クハ118-24

プロトタイプとなった3両ですが、クモハ119-32とクハ118-24はJR化後の冷房改造を受けた際に車番を+5000に改番、クモハ119-33は両運転台化改造を受け、クモハ119-109となり、さらに冷房改造により-5109となりました

〇付属品
●ジャンパ栓
●前面表示(無地)×3
●行先表示シール


ジャンパ栓と前面表示はコチラ



行先表示シールはこちらです。1枚で4両分あります
収録されている行先は、
「豊橋」「豊橋⇔豊川」「本長篠」「中部天竜」
「天竜峡」「飯田」「伊那松島」「駒ヶ根」
「辰野」「岡谷」「上諏訪」
になります。

そのほか、運番表示(クモユニ147形用も含む)が収録されています

なお、説明書によると、前面表示シールを貼る際は装着済みの前面表示パーツを、付属の無地の前面表示パーツと交換した上で貼るように指示されています。そのまま装着済みのパーツの上からシール貼ってもよさそうに思えますが、果たして?

概要は以上です

◎模型の細かい所
では模型の細部を見ていきます。
まずはお顔からです。


実車のキリっとした表情をよく捉えていると思います。
シャープに感じるのは「KATO顔」だからでしょう。

ライトユニットに電球色LEDを採用しているため、ヘッドライトはいい雰囲気で点灯します

なお、プロトタイプとなったL9編成は1983年製造車で、1982年製造車と比べると、ヘッドライト横の手すりが
前面帯に干渉しないよう上にずれたそうです。模型でも塗り分けを考えると、1983年製造車の方がつくりやすいよね


クモハ119形に取り付けるジャンパ栓は、
例によってホース付きとホース無しの2種類があります


ホース付きはホース部分を黒、
根元部分をグレーで色差しするとグッと良くなります。

側面を見てみましょう。


(クモハ119形側面)
ベースとなった105系とも違う独特の窓配置です


クモハ119形の抵抗器。
自然通風式で箱がずらりと並びます



(運転台側拡大)
所属標記は静トヨ、ATS標記は「S」が印刷済みです。
また、ドアのくつずり部分が、銀色で印刷されているのがわかるかと



(クハ118形側面)
シルバーシートマークが印刷済みです



(連結面です)
台車はクモハ119形がDT33、クハ118形がDT21です。

クハ118形のトイレは流し管方式です。

車体と床下を分離するとこうなります



ライトユニットに電球色LEDを採用しているので、白色点灯のために行先表示のプリズムは水色です



各車両のライトの消灯スイッチは、
床板ではなく室内側にあります。

そのためライトのONとOFFを切り替える際は、
ボディと床板を分解する必要があります

続いて、屋根上です。


ベンチレーターはすべて別パーツです



パンタグラフはPS23です。避雷器とヒューズ箱も別パーツで再現されています

細かい所は以上です

◎まとめ
今回は改めてKATOの飯田線119系を取り上げました

KATOの飯田線シリーズも一時よりも落ち着いてはいますが、時々補完するような製品が発売されるので、「終わった」わけではなさそうです。国鉄時代は今でも十分楽しめますが、JR化後の1990年代が抜け落ちているのが現状です

今度、117系東海色を発売するとのことで、119系東海色の希望も見えてきたかな?

いつか出ることを願っております。

 

◎オマケ 119系が飯田線を走り始めた頃の時刻表 
『国鉄監修 交通公社の時刻表』1983年4月号より


(下りその1)


(下りその2)


(上りその1)


(上りその2)


119系が営業運転を開始したのは1983年(昭和58年)2月24日です。同じ日に列車集中制御(CTC)投入によるダイヤ改正が行われました

そして、同年6月30日には飯田線から旧型国電が引退します。

さらに7月5日には、中央本線塩嶺トンネル(みどり湖経由)開通に伴う改正が実施されました

この7月5日改正では
●急行「伊那」の廃止、

●急行「天竜」の松本以南の普通列車化
これにより飯田線の急行は「こまがね」のみとなりました

そんな短期間だけのダイヤでしたが急行が9往復も設定され、最新鋭の119系や戦前製旧型国電が走る。

それはそれは楽しい時代だったころ。


以上です


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