Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

ツヤの良さは一級品~TOMIX 相鉄12000系の話

2020-06-02 00:03:53 | 鉄道模型-通勤・近郊型

(6月6日:一部修正)

本日もお越しくださいまして
厚く御礼申し上げます

毎度おなじみKボーイでございます

6月になりまして、
なんだか空気が湿っぽくなりました

こういう時は何か楽しい話でもして、
気を晴らしたいですね



本日はTOMIX 相鉄12000系が
無事入線したことをご報告いたします


(実車12104編成・鶴見にて)
実車は相鉄・JR線直通で活躍する
ヨコハマネイビーブルー色の電車で
、車体や内装は相鉄独自のデザインですが、
足回りは直通先の埼京線E233系7000番台に
極力合わせた仕様となっています

模型の方は今回が初のNゲージ化です

確かJR線との直通運転開始直前の2019年11月中旬、
一番盛り上がる時期に製品化発表をしましたね

トミックスとしても、話題の車両だけあって
車体については気合を入れて作ったようです

一方で多少の割り切った部分もあります

その辺りを含めまして、
実車の画像を多用しながら、
細部を見ていきたいと思います



(基本セットの中)
模型の方は基本セットが両先頭車と
モハ12500形(動力車)とモハ12400形の4両、
増結セットが残りの6両で構成されています



(整備前の姿)

これから色んな所を見ていきますが、
皆様に事前にお断りしますと、この模型は
「ツヤは良いけど、吸い付くホコリに苦労する」
というのが特徴です

そういったことですので、
画像の見苦しい点はご容赦ください

まずはお顔から



いい顔だと思いませんか?

ただし、行先表示が奥に引っ込んでいて、
上からだと読めないのが難点です
製品状態では「72 特急 新宿」です

別パーツのライトリムは
少しオーバーかなと思いましたが

実車でも角度によっては
太めに見えるのでそうでもないようです


特徴的な飾り帯は車体ではなく、
遮光ケースと一体の構造です

なお、遮光ケースを車体から外す時は、
バラバラにならないように注意しましょう

理由はバラバラになった拍子に
細いテールライトのプリズムが
折れる可能性があるからです

私の場合、前面表示を交換するのに
危うく破損するところでした

遮光ケースを含め先頭車をおおまかに分解すると、


こうなります

ライト周りは部品点数も多く
かなり凝った構造ですね

先程述べたように
テールライトのプリズムが細いでしょ?

 

次に側面を見ていきましょう

各車両共に

「SOTETSU」のロゴと

車椅子・ベビーカーマークは印刷済み、
また車外ドアスイッチも印刷表現です



(新宿・横浜方クハ12100形の側面)
先頭車の床下は新規でつくられていて、
手歯止め入れなんかも再現しています



(モハ12400形の側面)
E233系ではモハE232形にあたる車両です

床下はモハE232-7000と同等ですが、
模型では0番台のと共用なので、

(実車:同型のモハ12800形、西大井にて)
静止形インバータ(SIV)が実車と異なります

※そもそもTOMIXのE233系は
番台ごとの床下の作り分けをしていません



(モハ12500形の側面)
E233系のモハE233形にあたる車両です
こちらは実車との目立つ差異はないはず



(モハ12200形の側面)
E233系のモハE232-7200形相当の車両です

SIVは非搭載で、
その分床下がスカスカです

まあ模型ではコンプレッサーですら非搭載の
モハE232-0の床下を流用しているので
実車とは少し違いますが…


(元空気だめがある実車:西大井にて)



(サハ12700形の側面)
サハE233形に相当する車両です

12000系の編成中にはサハが2両あり、
もう片方のサハ12600形には
補助整流装置がないという違いがあります

(上:サハ12700、下:サハ12600)
模型でもこの部分は再現されています

側面は以上です

次に屋根周りを見ていきます



(付属のアンテナ類を取り付けた状態)
アンテナがにょきにょき立っている先頭車の屋根です

E233系と異なり、運転台側に信号炎管、
助手側に列車無線アンテナを配置しています


クーラーは各車両AU726形です


(実車の屋根・先頭車運転台側)


(実車の屋根・先頭車妻面側)



(モハ12500形の屋根)

中間車のパンタグラフは

E231系用のPS33Bを搭載しています

E233系用が正しいように見えて、
アームが四角形なのでE231系用が正解です



(実車・モハ12500形の屋根)


(パンタグラフ拡大)

車両の話は以上で、
続いて付属品をご紹介します

基本セットに含まれるパーツ類はコチラ

左から交換用前面表示、
信号炎管・無線アンテナ×3、

避雷器、WiMAXアンテナ×2です


前面表示の収録内容は
「72 特急 JR埼京線直通」
「145M 各駅停車 海老名」
「145M 各駅停車 埼京線相鉄線直通」
「145M 相鉄線内特急」
「72 特急 海老名」
「9135M 試運転」(そうにゃん表示あり)
になります

少し内容が物足りないかな?
というのが私の感想です

あとはお馴染みの
転写シート(インレタ)です


車番は12101編成、12104編成、12105編成を収録、
そのほか号車番号、編成両数、弱冷房車表示、
付録としてATACS用のID表示もあります

これら付属品を取り付けるのですが、
いざやってみると結構面倒です

特にインレタは転写する箇所が多く、
特に号車表示は1両あたり4か所で、
単純にE233系の2倍の作業量になります

またツヤのある車体故に、車番等を転写すると

インレタを貼りやすくするための
「のり」というのか、「台座」というのか。
とにかく透明な膜が目立ってしまいます

人によっては、
許容範囲を超えるかもしれませんね

車番はないと寂しいですが、
先頭車の乗務員室扉にある
「10」の編成表示なんかは、
無理を貼らない方がいいけどね

前面窓ガラスの車番は、表から貼るタイプと、
車体を分解して裏から貼るタイプがありますが、
どちらにせよシート状態では転写しにくい

こういう時は横着せず、
必要な部分だけを切り出し、
セロテープで固定してから
転写すると上手くいきます

インレタにしても説明書だけでは
転写位置がわかり辛いので、

実車を見に行って位置を確認しています

実車見てますと、
車番にしても、弱冷房車表示にしても
窓上のラインに高さを合わせるといいみたい

さて、今回の相鉄12000系は、
実車の見た目のインパクトと
JR線を走る直通対応車ということで
発売前から注目されていましたが、
期待を裏切らない出来でした

もちろん問題点はありますが、
想定の範囲内だと思いますし、
出来に十分満足できます

ホコリが付着しやすいため、
扱いには注意が必要かな

以上です

 

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2 コメント

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Unknown (野津田車庫)
2020-06-10 01:40:39
こんばんは。

インレタ貼り付け例や実車の屋根上写真は非常に参考になります。
私は発売当日にタムタムで購入出来ましたが、一日と保たず完売してしまったようで驚きました。
塗装仕上げや印象把握は素晴らしいですが、TOMIX製品の通例で車体表記の大半がインレタ仕上げで、やや実感味に欠けるのはちょっと残念な点ですね。

願わくば、E231・233系を多数製品化しているKATOからの製品化にも期待したいですね(その際は10000・11000・20000なども・・・)
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re: (Kボーイ)
2020-06-11 18:33:02
野津田車様、コメントありがとうございます。

聞くところによると、量販店でも店頭分は僅かというお店が多かったそうなので、無事に購入出来て良かったですね。

そうですね、野津田車様がおっしゃる通り、インレタが実感味に欠けるのが残念ですね。

車両表記がインレタなのは、まあ、受け入れられますが、相鉄12000系のような車両に透明ベースありのインレタは少し考え物です。
ただ、それがTOMIXの標準仕様と考えれば致し方ないので、ここはガレージメーカーに期待いたします。

KATOがつくる相鉄電車…20000系が副都心線に直通するなら可能性がありかと思います。

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