今日は日本ダービー後のレースとしてすっかりお馴染みになったGⅡ目黒記念を検討してみます。ハンデ戦だけに、人気薄や軽量馬の中に穴馬がいるかどうかがポイントです。日本ダービーを獲った勢いで、ここも「連勝」……てな展開になるとよいのですが。早速、過去10年の傾向から見ていくことにします。
1)斤量(ハンデ) ※ ( )内は今回の該当馬
・58㌔ 3頭
・57.5㌔ 2頭
・57㌔ 2頭
・56.5㌔ 1頭
・56㌔ 5頭(シュヴァリエローズ バラジ メイショウブレゲ)
・55.5㌔ 1頭
・55㌔ 5頭(ジューンアオニヨシ)
・54㌔ 9頭(ケイアイサンデラ)
・53㌔ 1頭
・52㌔ 1頭
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順、冒頭数字は斤量
〇日経賞 6頭(58.5シュトルーヴェ④1着 57.5クロミナンス②2着
57.5マイネルウィルトス③3着 59ヒートオンビート⑥7着)
〇メトロポリタンS 6頭(56シュヴァリエローズ⑤3着)
〇大阪ハンブルクC 4頭(52シークレットラン⑭14着)
〇ダイヤモンドS 2頭(*該当馬なし)
〇新潟大賞典 2頭(57ダンディズム⑫10着)
ちなみに、前走日経賞組の3着以内連対馬の平均斤量は55.58㌔(52~58㌔)、同じく前走メトロポリタンSの場合は54.58㌔(53~56.5㌔)です。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 7頭 〇5歳 8頭 〇6歳 9頭 〇7歳 5頭 〇8歳 1頭
/◇牝馬 4頭 ◇騸馬 3頭
4~6歳の争いで、近6年では7歳以上が三連に絡んだのは1頭だけです。以前に比べ、年長馬は苦戦する傾向です。
4)血統
最近は父系・母系のディープインパクト×キングカメハメハ(正・逆)が強い傾向です。これに準じるサンデー系とミスプロ系まで範囲を拡げると、該当する馬は以下のとおりです。
※サンデー系= 、ミスプロ系=
・シュトルーヴェ :父キングカメハメハ/母父ディープインパクト
・ヒートオンビート :父キングカメハメハ/母父ディープインパクト
・クロミナンス :父ロードカナロア(キンカメ)/母父マンハッタンカフェ(サンデー)
・ケイアイサンデラ :父シルバーステート(ディープ)/母父エンパイアメーカー(ミスプロ)
・サンセットクラウド:父ディープインパクト/母父Unbridled’s Song(ミスプロ)
5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。
①穴で6・7歳馬に注意:特にこの条件を得意とする人気薄の7歳馬。
②内めの枠が優勢。
③前走も2500mが吉:特に日経賞(着順度外視)。
④過去10年ではキングカメハメハ産駒が4勝
:ディープインパクト産駒は人気になっても勝ちきれない。
浮上するのは、日経賞組です。1~3着のシュトルーヴェ、クロミナンス、マイネルウィルトスはもちろんですが、怖いのは前年の覇者でトップハンデ59㌔のヒートオンビートでしょう。秋のアルゼンチン共和国杯では同斤量で0.2差3着ですので、人気を下げていたとしても侮りがたいと思われます。
6)宮田式バイオリズム◎
・シュトルーヴェ 5・3・0・3
7)結 論
シュトルーヴェが中心でいい感じがします。鞍上にモレイラをゲットできたのも強みです。大型の馬体でもないので、ハンデの58.5が響くかどうかだけでしょう。対抗はマイナルウィルトス。一昨年の2着馬でこの距離は得意です。今回はシュトルーヴェよりも1㌔軽い57.5㌔で逆転も可能と見ます。あとは、斤量59㌔でもヒートオンビート、実績的には外せないサトノグランツらですが、ハンデ戦ですので軽量組からは54㌔のケイアイサンデラを狙ってみたいところです。さしたる逃げ馬も見当たりませんし、内枠を引いて軽快に逃がしてもらえれば、意外にしぶとく粘り込むような感じもします。あとは近走手堅い走りを見せているシュヴァリエローズがハンデ56㌔でオッと思わせる走りをするかどうか。ということで、今日のところは
◎シュトルーヴェ 〇マイネルウィルトス ▲ケイアイサンデラ △シュヴァリエローズ
でまとめておきます。
明日は土曜・京都の3歳重賞、葵Sを検討してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日無事に乗り切りましょう。
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