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レース展望と回顧、馬券術について

土曜阪神 大阪城Sの狙い

2023-03-02 | 予想

 パンサラッサでサウジカップを制してすっかり時の人となってしまった吉田豊J。獲得賞金を何に遣うかとか、そんなことをしつこく訊かれて(たぶん)本人や関係者も閉口してるんじゃないかと思います。それよりも、今度の件で国が違うと騎手の取り分が5%でなく10%になることを知り、少し驚きました。日本では、通常、馬主が約80%、調教師が約10%、騎手と厩務員が約5%ずつ(障害レースの騎手は約7%)と言われています。力関係のなせる業かもしれませんが、この配分、少し見直した方がいいんじゃないかと思います。宝くじに当たったのとはわけがちがいますしね。

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 さて、今日は日曜阪神11R大阪城Sを検討してみます。メンバーを見渡すと、重賞でやや頭打ち感のある実力馬たちが多数参戦します。ハンデ戦だけにどうなるかわからず、混戦だと思います。

大阪城ステークス【2023年3月5日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

大阪城ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年3月5日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 過去10年で振り返ってみると、3着以内に入った馬のハンデは、52㌔と53㌔が各1頭ずつ、54㌔=9頭が最多で、55㌔=8頭、56㌔=8頭、57㌔=3頭、54~56㌔の馬たちが全体の83.3%を占め、平均重量は55㌔です。去年54㌔でこのレースを制したアルサトワは、今回57.5㌔ですから、これは少ししんどい感じがしますし、トップハンデの58㌔をあてがわれたプリンスリターンも、データ上はかなり厳しいでしょう。57㌔のエアファンディタやシャイニーロックあたりで足りてしまうかもしれませんが、ここはデータにしたがって54~56㌔の中位ハンデの馬たちから中心馬を選びたいところです。

 とすれば、フライライクバードはおもしろい存在です。アルゼンチン共和国杯3着、メトロポリタンS2着など、長距離を主戦場としてきただけに、1800が微妙ですが、距離が短くなって新味を出すかもしれません。あるいは、昨秋から二桁着順が続いてすっかり人気を落としているスカーフェイスも56㌔なら、去年の春、GⅠ大阪杯を走って6着ですから侮りがたいと思います(宮田式バイオリズムも4・3・1・18で絶好です)。あと、前走睦月Sでダディーズビビッド(阪急杯2着)に先着している56㌔ワールドバローズも挙げておきます。この馬も4・5・2・6と「バイオリズム」が良好です。大穴は8歳馬のバイオスパークでしょうか。2年前の函館記念以降惨敗が続き、ここ2走は最下位とまったく冴えませんが、前走などは休み明けで59㌔を背負わさていて、今回は3㌔減ですから、騎手次第ではありますが、気分良く先行できれば、ひょっとしたら3着に粘れるかもしれません。

 このレース、昨年は5・1・4番人気で決まりましたが、その前の年は1・14・15番人気の順に決まって、三連複10万超、三連単も40万円を超える大波乱となりました。今年は二桁人気が絡む順番なので、ハンデ戦でもあり、やや大胆な域にまで想像を広げました。どんなレースになるか、楽しみです。

 明日は3歳のトライアルに出走する馬たちの調教具合をまとめてみようと思います。今日もお読みいただきありがとうございました。週末に向けてもうひと頑張りですね。


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