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レース展望と回顧、馬券術について

12/20(水) 有馬記念の展望③ データ分析

2023-12-20 | 分析

 今日は「通常」の方式で、過去10年の3着以内馬のデータから、有馬記念を展望(分析)してみます。

有馬記念【2023年12月24日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

有馬記念(グランプリ)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月24日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇ジャパンカップ   8 (スターズオンアース⑤3着 ドウデュース③4着 タイトルホルダー④5着

                  ディープボンド⑧10着)

 〇天皇賞・秋     6 (ジャスティンパレス⑥2着

 〇菊花賞       6頭 (タスティエーラ②2着 ソールオリエンス①3着

 〇凱旋門賞      4頭 (スルーセブンシーズ4着)

 〇エリザベス女王杯  3頭 (ハーパー③3着 ライラック④4着

 

2)性齢(12/18掲載済み)※頭数は延べ数

 〇3歳 9頭   〇4歳 8頭   〇5歳 12頭   〇6歳 1頭  /◇牝馬 7頭

 

3)血統

 父サンデー系と母父ノーザンダンサー系が好相性のように映ります。この血脈に該当する馬を並べてみます。

サンデー系 × 母父ノーザンダンサー系

アイアンバローズ:父オルフェーヴル/母父Royal Anthem(ノーザンダンサーの曾孫

 

ジャスティンパレス:父ディープインパクト母父Royal Anthem(ノーザンダンサーの曾孫*上の弟

スルーセブンシーズ:父ドリームジャーニー/母父クロフネ(ノーザンダンサーの玄孫)

ソールオリエンス:父キタサンブラック/母父Motivator(ノーザンダンサーの孫

ディープボンド:父キズナ/母父キングヘイロー(ノーザンダンサーの曾孫)

プラダリア:父ディープインパクト/母父クロフネ(ノーザンダンサーの玄孫)

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析は、上と重複する部分が多いですが、以下の点が強調されています。

データ分析:有馬記念 今週の注目レース JRA

  ①3歳から5歳が中心

  ②前走と同じ騎手が乗る上位人気馬

  ③前走は菊・秋天・JC・海外GⅠ組が主力

  ④前走4着以内が目安

  ⑤3歳三冠レースで3着以内あるいは同年のGⅠ勝ち馬が有力

 上の条件をすべて満たすのはジャスティンパレスです。タイトルホルダーは前走5着ですから、④だけ合いませんが、その他は合致しているので、次点の評価です。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・アイアンバローズ    5・5・3・14

 ・スターズオンアース   3・4・4・0

 ・ディアスティマ     5・3・3・6

 ・ディープボンド     5・5・2・13

 ・ドウデュース      5・1・1・4

 ・ハーパー        2・2・2・1

  

 大混戦です。単勝人気の順を予想してもしょうがないですけど、おそらくスターズオンアースとジャスティンパレスが頭一つリードして、ドウデュース、タスティエーラ、ソールオリエンス、スルーセブンシーズ、タイトルホルダーらが続くといった感じになるのではと思います。ここまでですでに7頭ですから、これ以外の馬が馬券に絡んだら、三連はかなりの好配当になりそうです。

 データ的に一番合致しているのはジャスティンパレスだと思いますが、前走秋天2着は展開がはまった感じがなくもないですね(去年の有馬は⑦人気7着でしたし……)。それから、過去10年で複勝率6割と、有馬を得意にしているルメールさんが騎乗するスターズオンアースは、ここまでの戦歴がすべて3着以上ですから、最も手堅い存在です。ただ、「善戦牝馬」だけに1番人気になってしまうようだと勝つのは別の馬と考えた方がいいように思います。あと、これが引退レースのタイトルホルダーも、うまく逃がしてもらえれば粘り込める気もしますが、このレースを2回走って④人気5着、②人気9着ですから、このクラスの馬たちに目標にされるとやや分が悪いのかなという感じもします。菊花賞組はデータ的には有利ですが、今年の3歳馬の重賞成績からは、世代的に中心視するのはどうか、相手までが妥当かなというところです。……

 何とも迷いますが、近年牝馬が強い傾向から、ここは凱旋門賞で4着に頑張ったスルーセブンシーズに注目しておきます。中山は7回走って4・1・2・0と大得意です。半年前のグランプリ宝塚記念では2着。勝ったイクイノックスにクビ差まで迫りましたが、これは今年イクイノックスが対戦した馬たちの中では最も競った(接近した)ことになりますし、3着のジャスティンパレスは1馬身離しました。フランス遠征帰りですから、状態を確かめた上での取捨判断となりますが、宝塚記念のときに見せた調教具合なら期待大だと思います(一週前追い切りの評価はまずまずでした)。凱旋門で騎乗したルメールさんには残念ながら選んでもらえませんでしたが(笑)、宝塚時の池添くんに戻って、かえって福に転じるでしょう(選ばれなかった方が先着するというのは、私的にはよくあるパターンと思います)。

 ということで、あとは追い切り情報を見てから判断したいと思います。明日は、こちらも注目レースの土曜・阪神Cを検討してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今年も残り10日余り。楽しみな週末に向けてがんばっていきましょう。

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