女性専用車両反対派や痴漢冤罪厨は、いつになったら『男の敵は“男社会”』だと気がつくのか?

女を叩いても、長時間労働や男らしさの押し付け問題は解決しない。悪因は男性主体の競争社会。管理職の9割は勝ち組男。

『東京医科大学、女子入学者数、不正に抑制問題』ヤフコメでのオーサーコメント、北原みのり氏の意見など

2018-08-07 20:06:30 | ジェンダー問題
●フリーランスライター(科学・技術・社会保障・福祉・高等教育)
みわよしこ氏の意見
直接的には入試での操作が問題になっており、有無や内容を含めて調査を待つ必要がありそうです。
しかし本質的な問題は、入試で操作を行う目的と結果にあります。
世の中の男女比が概ね同等なら、社会のあらゆる場所で男女比は概ね同等であるべきです。そうでなければ、何らかの性差別があるということです。
性差別に限らず、世の中のマイノリティ比率が反映されない世界があれば、それ自体が差別のある可能性を示します。
だからクオータ制(一定比率の割り当て)など、数の上で「差別がない」といえる状況を作る試みがなされるのです。
これは「優遇」ではありません。存在確率に応じて人数を割り当てても、有利になるわけではなく、マイノリティはマイノリティのままです。
もし東京医大が女子を合格しにくくしていたのが確かなら、いわば反アファーマティブアクション。特定の大学や学部ではなく、差別という不正を放置する社会の問題です。
 
 
●労働・子育てジャーナリスト吉田大樹氏の意見。
結局、短期的な損得勘定に負けしまっていることに気づいていない東京医大。大学の入学試験は学力的な能力を測っているわけだから、学力的に優秀な女性よりも、それよりも学力の劣る「使い勝手」のいい男性を合格させているわけだから、中長期的に東京医科大の質は落ちることになる。
使い勝手のいい人材しかいないということは、上のことを気にしながらへこへこしかできない人材を飼いならすことになるわけだから、多様性が欠如し、意見が硬直化し、結果独裁的な理事長が生まれることになる。文科省の汚職事件でそれが明らかとなった。
もちろん学力だけがすべての能力を測る指標ではないが、男性が一定数を維持することで女性医師が働きやすい環境を作ることに注力しなくなる。もちろん、東京医大だけが頑張ればいい問題ではなく、子育てをする女性医師の背後にいる「夫」の存在を考えれば、実は社会全体が取り組むべき課題なのだと気づくことになる。
 
 
●北原みのり氏の呼びかけ
 
 
 
 
 
 

最新の画像もっと見る