女性専用車両反対派や痴漢冤罪厨は、いつになったら『男の敵は“男社会”』だと気がつくのか?

女を叩いても、長時間労働や男らしさの押し付け問題は解決しない。悪因は男性主体の競争社会。管理職の9割は勝ち組男。

日本共産党「母親大会」の母性信仰的モットーが気になる…『母性信仰』は右翼的というか、アンチフェミニズムでは…?

2019-10-01 12:42:55 | 母性信仰とママデモというジェンダー問題
タイトル見て私を「右翼」と思った人は残念でした!違います(笑)


私はフェミなんで、あまり女性たちがやることに、あまりネガなことを言いたくないのですが…
 

これが気になる…↓
 
 
日本共産党の『母親大会』というタイトルと、そのモットー

“生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます”
 
 
 …これって…女性への呪縛につながる『母性神話』『母性信仰』『女性の神聖化』ってやつでは…
 
 

自民党議員(保守)が、女性に対してだけ出産と育児の負担や責任がかかるのが当たり前なような、古臭い女性差別発言をしているのを耳にしますが…

自民党議員が言うそれと、この上のジェンダーバイアスなモットー、私個人には、似たようなものに感じます。
 
 



“生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます”

 
ママデモとかもなんだけど…こういう「子供のためなんだ!」と、母性とか…〝女性性〟を利用して呼びかける運動は動員力はある。そして、上のようなモットーは、一見聴こえは良いのですが…これが、ワンオペ育児とか、家庭内で何か起きると、男が加害者であっても、「全部女の責任だ!子を守るのは女だけの役目だ!」と理不尽に女性ばかりが責められるとか…女性で子供を持ちたくないという人が叩かれるとか…そういう、子供に関することは女性にのみ責任を負わせる、とか…女叩きやジェンダーロールの遠因になっていると思う。
 
 

ええ。確かに出産できるのは、女だけです(-_-)


けど、子供を愛おしいと思う気持ちや、育児、命を守る役割を担うことに、男も女もないと思う。
 
 

女性たち自身が『母性信仰』のようなモットーを掲げ続けるというのは、男たちからも「女だって母性信仰を認めてる!」って言われ、母性信仰を嫌う女性(同性)に迷惑かけることになるんだけどなあ…
 

 
『母性神話』『母性信仰』『女性ならではの』…これらは男社会が女性たちに自分の理想像を押し付けているだけであり、その男社会の理想像と異なることを女性がやると、とたんに手のひらを返し、女性を罵り始めます。

それが私が実際耳にして不快になった、「女のくせに!女の裁判官のくせに!母性ある女の裁判官が、死刑判決出しやがって!」「女だから期待したのに!女の法務大臣のくせに!」という一部の死刑廃止派の心無い言葉(ヘイト)です。…これは、決して『死刑制度への抗議』ではなく、どさくさにまぎれた女性への蔑視(ヘイト)だね。

 
 
「女性は生命を大切にする」「女性は常に遺族としての被害者である」という一面的なレッテル貼り



追記:死刑廃止派全員が女性差別主義者だ、ということではないんですけど…廃止派って、フェミニズムやジェンダー問題に疎い人達が多いと私個人は感じている、私個人はね。死刑囚の99%以上男性であることと関係してると思うけど。



話戻します。

ジェンダー研究者の中にも、そういうママデモ、母親大会といったものに、なんとなく、「あー…言いづらいけどー…それって、ええんかい?」と、内心思ってる人たちがいるのでは?と思う。
 

 
ジェンダー研究者は、リベラル派(反原発・反戦派)が多いのではないかなーと思うけど…
 

『ママデモ』…『母親大会』…どうもネーミングが気になるんですよね…


リベラルたちが『母性(女性性)』を戦略とし、『反戦』『反原発』を主張されてしまうと、フェミニスト兼ジェンダーフリー派の立場として、「そういう母性信仰的モットーを掲げるのは…うーん…ジェンダーバイアスではないかなー…封建的ではないかなー…?」と、注意しずらいんだよねー



正直に言って申し訳ないですが…『母親大会』とか、『生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます』と聞いたとき、わたしは「愛国右翼の集会?」と思ってしまった


戦時下の日本も、〝母性信仰〟を利用して国民動員が行われた。それを、母性動員・母性政策と言うそうで。


「いやいやこっちは、『戦争しよう!』ではなく『反戦・反原発』なんだから…だからOKでしょう?」と言われそうだけど、私は、いちフェミニストとして、どんな目標を掲げたとしても、〝母性信仰を利用した動員〟は好まない。



『日本共産党の母親大会』側としては、『母性』をフェミニズム・女性解放として利用してるつもりになってるのかもしれないが、〝母性〟の利用はアンチフェミニズムだと思うもっと、ネーミングやモットーを変えられないものか?多分、歴史ある・伝統あるネーミングとモットーということで変えないのかもしれませんが。



世間から『日本共産党』という名前自体が嫌がられているようだが、私は政党名については気にしてなくて、それよりも、『ママデモ』とか『母親大会』というネーミングが、めっちゃ気になるなあ…
 

 
 
私は『反戦』『反原発』自体は無論、賛成です。大同意です。
 

このブログ管理人のわたしは、地元の日本共産党の人には、たまにお話を聞かせてもらうことがあり、共産党自体が100%いやだ、ということではありません。
 

それと、国際女性デーのデモには異論ありませんからねこれは大応援


 
p.s.
何度も言いますが、出産できるのは確かに女性だけです。
でも、私は、『母性』なるものは存在してないと、男社会が作った言葉だと思っている。女性に育児を押し付けるための。
男でも子供好き、育児得意、という人はいる。いつまでも子供をあやしてられる男性を私は知っている。
一方、『女性だが、いつまでも子供にかまっていたりすることができない、子供が苦手、不得意』という人もいる。
産める=育児適性が必ずしもある、ということにはならない。


それとね…私は、昔、『ジェンダーフリー派で育児が大好きな男性』から、「母性は、女性にも男性にもあります!」と言われたことならあります。




 



 

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