老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

3億円事件と集団安全保障

2015-12-11 08:20:51 | 日記
37年前の12月10日はかの有名な東芝府中工場での3億円事件の発生日である。
 工場では当時会議室一室を借り切って銀行及び経理担当が7000人の従業員のボーナスを袋詰めをすべく待機していた。
昔はボーナス、給料は現金で、現在のような銀行振込制度はまだなかったのである。
 現金輸送車がまんまと強奪され、ボーナス支給は一日遅れて翌日になった。
7000人のボーナスが3億円とは、一人当たり、4万円平均で当時の給料が2万円台であったから良いほうであろう。
 3億円の損害はだれが負担したか?。
東芝は損害0で、むしろタダで世界に東芝のブランドが発信されて有名になり喜んだくらいだ。
 銀行は保険を掛けていたので、これまた無傷である。
日本の保険会社は世界のロイドなどの大手保険会社と協定を結んでいたので、ほとんど無傷でむしろ日本は当時不足していた外貨稼ぎをして貢献されたことになる。
 世界中で広く薄く分担したのでどこも痛みを感じていない。
今年国会でもめた集団保障を金融界では、とうの昔から実施していたのである。
 日本の警察は3億円の倍以上の経費をかけて犯人捜しをしたが、ついに見つけず仕舞で事項になった。
犯人は複数であるが、よほどの知能犯で、ボーナスの内500円札のみお札の番号は銀行で記録していたのに、ついに1枚も使用しなかったので、捜査の糸口が捕まえられなかったのである。JUNTARO

1 コメント

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ユニークな対比 (jinnnews)
2015-12-12 16:39:17
いい切り口ですね。面白い。リーマン危機の原因になったサブプライムローンの証券化もリスク分散のつもりでした。うまくいく時と、いかずに巻き込まれる時。どう考えるかですね。
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