老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

新年を迎えて

2021-01-15 15:57:06 | 日記
令和3年を迎えて91.5歳の正月になった。老人ホームに入居ご4年になり、損益分岐点を無事通過した。
コロナ禍の増大により初めて自宅ではなくハウスで新年を迎えた。老人の嚥下問題を起こさないようにか、経営上の問題か分からないが、初めて雑煮を食べられず粥の元旦である。蜜を避けるため食堂も2交代制となり、1テーブル1人制となり、会話も全くなく無言の年明けである。
 終戦後の正月よりもっと最悪な事態である。コロナ軍の侵略にあい世界中が敗走しているような感じである。
その中で身の丈に合った生活をこの歳になって過ごすとは誰も予想出来なかった。
趣味の俳句も不要不急の外出禁止では自然との会話も出来ないし。フレッシュな句作も難しい。
医者はゴルフに行けと言うがこの歳では週1,13ホール位でリタイアで精一杯である。
館内では会話が出来る方も殆どいなくなり、コロナや住居人の名前を知っている人も殆どいない。
新年の俳句
      平安の恋を取り合ふ歌留多かな
      香煙を五体に撫ぜて初大師
      何はとも帰郷せぬ子に初電話
      老いてなほ個性あふるる賀状来る
      使うこと知らぬややにもお年玉
      初夢や思ひ出さねど佳き目覚め
      春隣り点々残る白き塊
      日の温みともにわかちて春隣り
      九十路なほ挑戦多き去年今年
丁度今日でコロナが見つかって一年である。感染者30万人、日本の一年の新生児は100万人弱であるから、ちょうど
30%に相当する。75歳以上の死亡率は50%以上であるので、我々老人は生き抜くよう頑張りましょう。JUNTARO