老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

関電高浜運転停止と関電よ褌を絞め直せ

2016-03-09 19:24:31 | 日記
 折角再稼働した関西電力高浜原発3,4号機に運転停止仮処分の裁定が大津地裁から出たのは残念至極である。
世界一厳しいとされる基準を原子力規制委員会で決めて了承したものについて、地裁のような非科学者集団が反対する仮とは言え反対するのは如何なものかと思う。
 これから原発を主力にしようとしている国々から日本の規制は厳しすぎるから緩くしてほしいとさへ言われているのに。
原発再稼働反対派に押し切られたとは思いたくないが、2月に起きた自動停止は正しい動作であり、褒めても良いくらいであると言いたい。
 福島原発は正動作したくても、電源が津波で水没して動けなかったのである。
ただ関電にも一言言いたい。
 放射能を含んだ配管から漏水を起こしたのが最初の故障であり、原因はボルトの緩みであるとされている。ボルトには弛み止めがついてをり、あってはならない故障である。検査に頼るのでなくなぜ弛んだかの検証を公表してほしい。関電組織全体の緩みではないか。
 2番目の故障は発電機と主変圧器の保護装置の誤動作である。この保護方式は原発のみでなく、どこの発電所でも採用されている極く普通の装置である。これも技術者の怠慢であろう。
 日本は最大級の福島事故の唯一の経験者であり、それを克服して、少なくとも今世紀は原子力を主力の電源として環境汚染の模範生を期待されているのに、出鼻をくじかれた責任は大きい。
 現在のように超老朽化力に頼って電力設備は余裕があるなどと言われているが、環境問題から見れば最悪の状態なのである。
再生エネルギーも東京都は30%は太陽エネルギーによりたいなどと言っているが、現在でも電力代は30%も寝あがっているのをご承知だろうか。
 エネルギー問題は今後の日本経済の構成と深い係わりがあるが、電力技術者も大いに発言して欲しい。
 福島以降電力技術者が委縮しているのが残念である。JUNTARO

雇用形態

2016-03-08 18:11:45 | 日記
雇用形態

今日本では給料の正規社員と非正規社員の差別が問題になっているし、民主党は同一労働同一賃金などと叫んでいる。パートタイムで正規社員ではオランダが先進国である。 オランダでは198...

最近自民党まで同一労働同一賃金を言い出した。
卑近な例をあげれば、ゴルフ場のキャデーは昔は東北の地方から集団就職で正規雇用であったが、現在は正規雇用は姿を消し、派遣労働で見習い時期を過ぎればベテレアンも駆け出しも同じ待遇である。
 キャデーの仕事は最低お客の道具を持って来るになっているが、キャデーの仕事は客に安全に打つ方向を教えたり、グリーンの傾斜や習いどころや風向きをいち早くそれぞれのプレーヤの能力に応じてサービスすることである。
 簡単に言えばキャデーの素質によってスコアーも大きく変わるし、プレイ時間の短縮にもつながる。
 さらに余裕があれば目土も行いゴルフ場のコンデションを良くもしてくれるのである。
また自分でも仕事の後に居残ってぷれーしてみて、感触をものにしてプレーヤに接する方もいる。
 にもかかわらず、ピンキリのキャデーが同一単価で労働させて良いのだろうか。
少なくともA,B,C級くらいのランク付けをして収入に反映すべきだ。
 これは工場のラインに付いた工員さんにも言える。どうすれば無駄なく人偏のついた動作が出来るか工夫する人、ただラインに座って螺子締めをし、昼食のサイレンガなったら途中でも食堂に行ってしまう人、最後まで締めてから行く人、改善提案をすれば省力化につながり、自分たちの人数を減らす結果になるのに提案をする人がいるだろうか。
 仕事には景気動向や季節商品など変動の多い職場が普通である。
同一賃金同一労働は会社の生産性を阻害し、グローバル競争に負けよと言っているのに等しい。JUNTARO

電力小売の自由化

2016-03-04 15:56:42 | 日記
日本でも電力の小売り自由化が4月から始まり、通信、ガス、石油業界などが色めきだって参入を目論んでいる。
 日本の電力需要はGNPの伸びを下回って久しい。つまり産業構造が変わっって、電力多消費の産業は電力コストの安い国にうってしまっているのである。現在電力の塊と言われたアルミ産業は皆無であるし、高炉をを持つ鉄鋼産業も高炉の火を消している。
 日本のような長い島国では電力事業には不適なのである。昭和27年に30万v、昭和57人に50万ボルト送電が出来、100万ボルト送電の試験はしたが、その後実現していない。
日本は台風,地震、雪国など自然環境が送電にふさわしくないのは、台風時の塩害の為、絶縁距離を倍にして、50万ボルトでは他国の倍の8mにしている。
それを支える鉄塔はその重たい碍子い加えて、同時に地震の発生、台風の強風に耐え、しかも電線に雪が凍り付いているときにも耐えねばならない。
そういう悪条件下で電力単価は世界一高くても日本中どこにでも供給責任を持ち、均一価格で供給するのみでなく、質の上でも瞬時停電はもとより、安定周波数と電圧変動で日本の高度産業を支えてきたのである。
 今回の自由化は電力の卸売りから小売りまで手掛けて来たのに、小売り部分を自由化するようなもで、トータル原価の10%でのものを自由化するのが多い。電力が伸びない時に自由化しても利幅は極めて少ない。
 然も100万KWの発電機を作った会社もあるそうであるが、年に一度は1カ㈪定期点検を決められてをり、この間電力会社からの供給を受けねばならない。
 東京都は30%まで太陽発電を増やすと発表したが、事業推進のためにkwあたり40円から固定価格でスタートし、全需要者が差損を負担するので、30%も電力代は世界中で高騰しているのである。然もまだ期待にそう蓄電池も開発されていない。s-ラー発電は一部の投機家の美味しいネタに過ぎない。
ドイツ、米国などでは早くも倒産を始めている。
 風力発電も格好の雷に落雷地点となり、羽根が破壊されたり、台風で倒れたり、どれ一つ再生エネルギはまだ商品価値がないのである。
自熱発電の地震とうにより出力が大幅に変動して、寿命も不確かである。
 結局は投機家の餌食か、ガソリンスタンドのポイントカードみたいにりっとるあたり1円やすくするとか景品の息を出ない。
電電公社の自由化した時と環境は全然違うのに、政治家は柳の下の2匹の泥鰌を狙っているようなものだ。
 あと50年は原子力発電をベースに高速増殖炉をものにして、被災国の技術の優秀性をしめすべきである。
 特に恐れるのは首都圏直下型地震などの時の復旧手順などによっては大混乱をまねくこと必定である。月に500円前後の節約とリスクの大きさは比較にならない。JUNTARO