老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

阿部首相の米議会のスピーチ

2015-04-30 18:44:33 | 日記
阿部首相の米国両院議員総会でのスピーチは概ね歓迎されているようだ。
 相変わらず韓国や中国では過去の事を謝らなかったと問題にしているようだ。
これは問題にするのは一部の韓国移住民の多い州の出身議員などだけだそうである。
 先進国では例えば前の晩御馳走になったとしても、その時にお礼を述べれば良い。
翌日に会った時に再度お礼を言うのは不作法で、また御馳走してねと言うに等しいと軽蔑される作法である。
 雑音に左右されることなく戦後の日本の歩んできた道を振り返り、今後の世界やアジアに貢献する前向きな
姿勢を、今夏に予定されている戦後70年の発表に織り込めば充分である。JUNTARO

温室ガス削減と電源構成

2015-04-25 19:15:28 | 日記
かって京都議定書を作成したころは日本は世界のリーダーシップを取って華々しく輝いたが、3.11大津波原発事故以来日本は老朽化力の延命により、漸く供給を保っているため、温室ガス削減どころか旧来より増加する体たらくである。
 削減目標を世界に公表するにはエネルギー構成をきめねばならぬが、それ以前に将来の産業構成をどうするかを決めなければならないのに議論もされていない。
 地方創生などは言われていつが、人口減と極端な老齢化が確実な現在、少なくとも日本全体のGNPを維持するのか、一人当たりのGNPの維持も現状の延長では無理だとすると、中国に抜かれた世界第二位も間もなく転落するであろう。
 過去におけるノウハウや技術の蓄積が多いと言うがこれらの賞味期限は近いうちに尽きてしまう。
観光をオモテナシで1000万人から3000万人に目標を掲げたり、人間ドックまがいの健康産業をふやしても、従来の製造業従事者が500万人も減って1000万人に下がってしまった補いにもならない。
 日本はこれから教育改革を進め記憶重点事業や入学試験を改め想像より想像力を強化して、ソフト事業の後進性を挽回しなければならない。
日本のようにエネルギ原になる資源の無い国では、エネルギー比率の高い製鉄業その他の重工業は発展途上国に好むと好まざるにかかわらずシフトせざるを得ない。
今頃再生エネルギの比率を25%だとか原発比率を22%だとか論じても,その頃には日本のエネルギ需要は産業用が現在の70%から50%以下になって居なければ、日本の世界における存在感は老小国に過ぎないのである。
 中国の覇権主義に負け属国になることさえも心配である。沖縄も県民である前に日本国民としての自覚を持たなければ、もろともに明日は無くなるのである。
 折角戦後の復興を遂げてきた我々老人も彼岸にて落胆することのないように頑張ってもらいたい。
戦後70年、世界は新しい動きが怒涛のように渦巻いていることから理解しなければ、日本の明日は無い。JUNTARO

老人と人間ドック

2015-04-24 17:57:20 | 日記
私は当年85.7歳、これまで40年間毎年人間ドックで年に1度健康チェックを続けてきた。
 そのおかげで65歳の時に心臓の冠動動脈の詰まりを発見し、心臓カテーテル処置により、心筋梗塞を未然に防止でき感謝してきた。
ところが今年は腹部超音波検査で無理に普段見えない膵臓に重点を置いて診てもらったら、3mmが上限の太さをオーバーしているから、すい臓がんの疑いありで、まだ確定もしていないのに,癌であれば、どんな名医にかかっても余命は半年と告げられた。造影剤とCTの精密検査で疑いが晴れたが、この間生きた心地もしなかった。
 またPSAマーカー値が急に上昇して、グレーゾーンに入ったとのことで、MRIをはじめ2泊3日の生検で1.5mmの針を会陰部に刺されて結果待ちである。
老人の死体解剖をすると殆どのひとが前立腺癌を知らないうちに寿命をまっとうしているとのことである。対外は30年かけて出てきたがん細胞がひっかかるのだそうで、米国では前立腺の検査不要論まで横行している。
 かってアンチエージングの人間ドックで見てもらったときも、男性ホルモンが低下しているから、葉酸なる、銀杏の葉からできたサプルメントを飲まされ体質に合わずやめてしまったことがある。
 医者は人間ドックには行かない。
人間ドックは病院の儲け頭なのである。
無理にでも病気を叩き出し後期高齢者保健の上限を超える検査をして、老人をいじめ,儲けている現在の制度に厚生省はメスを入れるべきであろう。
JUNTARO