老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

令和2年3月の俳句

2020-03-24 10:37:55 | 日記
 今年は温暖化のふゆでしたね。昨日ゴルフにいきましたら、もう燕が飛来巣作り中でした。桜も満開鶯の初音も聞こえ狸もお散歩していました。
ケアハウスは外出自粛、自然との会話タル、句作の機会が無く愚作ばかしです。
月4回の句会も全部開かれませんでした。
ドイツ人からgoogleで英訳出来るから俳句を送って欲しい旨要望がありましたが、俳句のやうな奥の深い句は機械翻訳ではまだできません。
    半生の友を見つけて卒業す。
    卒業は始まりなりと恩師の辞
    山笑ふ読めて書けない字の増えて(90歳)
    春コート着て若返る九十路(ここのそじ)
    春愁の伝はりさうな長電話
    一と雨にまたふくらみし春の山
    曲水や雅楽の流る城南宮
    鳥帰る都の空に声残し
    校庭の球蹴るひとり春待つ子
    雪解けて確かな大地踏みしめる
出口のないトンネルは無いと思いますが、このトンネルは長そうです。
東京はこれからが勝負、経済不況も長引くでしょう。
 自然を詠む句が少なく公表をためらひました。JUNTARO
    

3.11から9年

2020-03-11 16:43:46 | 日記
 3.11福島第一原発じこから丸9年を経過した。多くのマスコミが特集で回顧しているが、地震と津波と原発事故を混同しているるようだ。
 福島原発の直接の事故原因は原発を操作する非常電源が全部地下に設置されていたことに尽きる。非常電源が使えないと水力でも火力発電でも航空機や新幹線でもダッチロールとなり事故に発展する。
 福島第一の場合は沸騰水型で米国のGEとの技術提携で導入された施設であるが、全体の危機の配置を決めたのは米国のエバスコ社である。エバスコは1インチでも配置を変えたら責任を取れないと日本側に迫って契約をした経緯がある。
 米国人は竜巻の時は地下に避難する習慣が日本人の地震の時にテーブルの下に隠れるとの同じ家訓が染みついているからだ。
原発は通常5重の保護装置が装備されてをり、地震の震度5相当の試験を出荷前の起振動器でテストされ安全率も3以上織り込まれている。
 今回も非常電源が活きてをり、冷却水さへ確保されていれば、安全停止をして放射能の飛散や炉心が溶けてデブリを残すような惨事にならなかった事は明白です。
1979年の米国スリーマイル島の原発事故は本体と励磁機との共振事故であり、チェルノビル事故はロシアは不勉強で何処まで低出力運転が出来るか、保護設備も無いのに無謀な試験をしたお粗末な事故原因である。
 世界で現在約350基の原発が運転されてをり、中国などは2020年には80%を原発依存を目指してイルシ、フランスでは現在58基を運転している。
 しかもこの9年無事故である。machin yearの概念から言えば350掛ける9年で一台に換算すれば3、150年無事故、とも評価できる。耐用年数40-50年であるから充分安全な低炭素発電システムである。石油燃焼火力では20万トン級の大型タンカー8台分の燃料に相当するし、太陽発電には山手線の内側相当の面積を要する。
 次世代の発電方式が実用化されるまで、現在の軽水炉がた原発に頼らなければ、地球の人類はCO2ガスが4%を越えて生存不可能か他の惑星に移住しなければならないのである。
 日本は地震国であるが、非常電源の配置のみを改良すれば放射能の被爆はおきないのである。
現在の福島に貯蔵されている、汚染排水も天然の水よりも低い放射線度にも関わらず太平洋に廃棄してはならないなど、非科学的な世論は困ったものである。素人に分かりやすく説明するのも技術者の大事な使命である。JUNTARO