老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

俳句の勧め

2023-11-07 15:38:33 | 日記
今日は珍しくこの時期発達した前線が日本列島を過って大荒れの朝を迎えゴルフを残念予定が空いたので、俳句の勧めについて書いてみたい。
 私は72歳から初めて22年になる。
俳句は400年前からの庶民の言葉遊びで、自然との会話である。
現役時代パソコンが普及し始めた頃、毎週金曜日の夕方に1週間の出来事をA4 1頁に収めて自分でWORDSを叩くように義務付けられた。権限の委譲もあり、報告の義務のみが課せられていたのである。
短く頭を整理して、多様な社長に迷惑を掛けないのは大切だが、学生時代は勤労度員で文法も習はず理系の頭で苦労した思い出である。
 部下の報告も聞いていてジレッタクなるような頭の整理の悪い報告に苛々した思い出もあるし、老人ホームでも長話は聞きたくない。
 俳句はご承知のように季題(季語)がすべてを語ってをり、575の17文字で詠み読んだ人に奥行や幅の広い想いを戴いている、作る方の脳トレになり、mental面で痴呆症を遅らせる意味で散歩と共に推奨したい。
老人ホーム内にもささやかな初心者による俳句の集いがあるが、初心者は出す前に誰か知人に診てもらうのが良いと入門書の最初に書かれている。直す方は作るよりも勉強になる。
他人の俳句の言葉を残して型に嵌めねばならぬからであるが、成長を見るのも楽しい。
 最近TVのプレバトに俳句と称して芸人達が騒いでいるのは字余りだらけで俳句とは言えない。
俳句を庶民に広げた効果は評価できるが。
11月は出雲大社に神々が集合して。神無月であるので関連した俳句を並べて見よう。
    神主も連れて行きしか神無月
    神有月貧乏神も集ひけり(出雲の人の作9
    神無月なれど素通り出来ぬ祠
    神無月大社の巫女頬を染め
    神の旅梢のゆれてをさまれり
    神無月なれど余生のみくじ引く
    赤信号足止め長き神の旅
これなら自分でも出来ると思う方は是非今からでも初めてみましょう。
何の感慨も起こらないかたは止めておきましょう。
私は地元の床屋のお婆さんに毎月指導を頼まれています。
JUNTARO

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