老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

老人と人間ドック

2015-04-24 17:57:20 | 日記
私は当年85.7歳、これまで40年間毎年人間ドックで年に1度健康チェックを続けてきた。
 そのおかげで65歳の時に心臓の冠動動脈の詰まりを発見し、心臓カテーテル処置により、心筋梗塞を未然に防止でき感謝してきた。
ところが今年は腹部超音波検査で無理に普段見えない膵臓に重点を置いて診てもらったら、3mmが上限の太さをオーバーしているから、すい臓がんの疑いありで、まだ確定もしていないのに,癌であれば、どんな名医にかかっても余命は半年と告げられた。造影剤とCTの精密検査で疑いが晴れたが、この間生きた心地もしなかった。
 またPSAマーカー値が急に上昇して、グレーゾーンに入ったとのことで、MRIをはじめ2泊3日の生検で1.5mmの針を会陰部に刺されて結果待ちである。
老人の死体解剖をすると殆どのひとが前立腺癌を知らないうちに寿命をまっとうしているとのことである。対外は30年かけて出てきたがん細胞がひっかかるのだそうで、米国では前立腺の検査不要論まで横行している。
 かってアンチエージングの人間ドックで見てもらったときも、男性ホルモンが低下しているから、葉酸なる、銀杏の葉からできたサプルメントを飲まされ体質に合わずやめてしまったことがある。
 医者は人間ドックには行かない。
人間ドックは病院の儲け頭なのである。
無理にでも病気を叩き出し後期高齢者保健の上限を超える検査をして、老人をいじめ,儲けている現在の制度に厚生省はメスを入れるべきであろう。
JUNTARO

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