老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

御巣鷹事故ごの進歩は?

2014-08-12 20:00:49 | 日記
今日は29年前の日航機墜落事故から29年、520名が当時犠牲となり、4名しか生存者はいなかった。
この事故は羽田を離陸後12分後に起きた油圧系統の集まっている垂直尾翼の爆発事故で制御不能になったことによる。
 すべての制御が油圧制御でしかも、バックアップする油圧制御系は期待を軽くするために存在しなかった。
この営利優先のシステムは今も変わっていない。もっと重量を軽くするために、一部を電気制御に切り替えたり、炭素材を利用して、アルミより
軽くしている位だ。
いまでも油圧計に例えばテロが爆発物を仕掛けたりすればオナ火ことが起きるのである。
福島原発の事故は数万年に一度来るかか来ないかの津波によるもので、矢張り制御電源が地下に据え付けてあった、米国主導の指導のミスによるのであり、航空機とは違う。
 新幹線も時速290kmに挑んでいるが、これも前方に障害物があって、ブレーキをかけても20kmは停止出来ないのである。
安全確保を前提にしての技術の進歩であり、人名を事故の確立で軽々に論じられてはならないのである。
 原発は事故率でなく事故0を目標に5重の保護システムが取られていたのに、想定外の津波が来てしまったのである。しかし事故其の物では1名も死亡者を出していない。
 水力、火力発電等いずれも直流電源が喪失しては危険なので、非常用電源に諸々の電源が必ず設置されている。
航空機は軽量にするためにリチューム電池を搭載を一部始めているが、既に3件の発煙事故を起こし,事故委員会は冷温をその原因であるかのように報告をまとめようとしている。
これも電池の特性と保護協調の不完全によることは明らかであるのに結論を急いでいる。
想定外の天才は別としても人災は是非防いでいただきたい。
 それには多くの事故を経験した我々高齢の技術者にデザイレヴューの最初と最後に参加させるべきであろう。経費は電車賃のみである。
JUNTARO

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