老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

八月尽

2022-09-03 20:30:56 | 日記
今年2022年は明治維新からも太平洋戦争の終戦からも77年の年である。私自身もこの夏を乗り切ることが目標であったが、何とか93歳の誕生日を8月29日に迎えることができた。
 多くの海外からもお祝いのメッセイジを戴き改めて良く国内外で仕事が出来たと諸先輩、同僚、後輩に感謝の意を捧げたい。
担当した国内外の水力発電所、50万V送電網や配電の近代化等々今日でも運転を続けているのは幸せである。2次電池も当時はニッケル水素系であったが、欧米の協力会社からは今でも新工場が出来たとか感謝されているのは幸せである。
 老人ホームに入居後5年近くなるが、多くの同期男性入居者は他界されているが、女性の大部分は生存されている。ただ誕生祝いにハンカチを戴いたのは解せない。
最近の人は昔の話を知らないのであるので致し方ないと思っているが、理解できない方は自分はまだ若いと調べて見たら良いと思う。
 小学1年支那事変(ウクライナ侵攻と同じく宣戦布告をしていないので)小学6年に太平洋戦争がはじまり、15歳で終戦その後の数年は食糧難とインフレで3人の男兄弟を大学卒業まで育ててくれたもと感謝しているし、親孝行が充分に出来なかったことを恥じている次第だ。
 しかし失われた平成以降日本は他の国々に追い越され大学の程度も100校の内2校しか日本の大学はランクされていない。(東大と京大)
年間の出生者は80万人で亡くなる方が140万人となり、毎年60万人の人口減である。
 最近新興宗教が話題になっているがPL教団や創価学会などお位牌を焼き寄進すれば救われると言われたのとの対比をマスコミは何故しないのであろう。
最近の猛暑や異常気象、カーボンニュウトラル、電気自動車や水素自動車の無人運転など安全安心やエネルギー問題を何故システム的に論じないのであろうか。
せいぜい私共は語り部としてしかお役に立てないのが残念である。
 ゴルフや俳句でメンタルや健康維持のためにしてきたが、そろそろ終活時期を迎えている。
宜しくお願い致します。
     新涼や星にささやく葉擦れ音
     灯を消せば霧を重しと思ふ夜
     寄せ書きに幾人のこる終戦日
     吾もまた九十路の巳年穴まどひ
     仙人のほかは通はず蔦の花
     し残せし事思ひ出し夜長かな
ご健勝を祈念致します。JUNTARO


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