老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

ハワイの5週間(外から日本を見て)

2006-03-06 17:53:09 | Weblog
厳冬の2月を中心にマウイ島のロングステイ ホテルに滞在してきた。マウイ島は
マイアミがハリケーンの通過点であること、テロの心配が島国である事などで、かっての日本のバブル時代のブームを思わせる建築ラッシュで不動産価格は毎年倍増しているようであるが、1~2年でバブルが弾けるだろうと言はれている。
この中で観光ビザ期限一杯の3ヶ月逗留の60歳過ぎの日本人が多く滞在しているのは、驚きである。大部分の方は不動産業などの仕事を息子に譲った中小企業の会長である。日本で中小企業が不況から脱しえずと論議されているが、これらの方々はハワイに不動産を持ち賃貸料金で過されている。勿論日本には脱税である。
構造改革により格差が開いた救済策を国会などで野党が騒いでいるが、良く働いて成功した人が老後を楽しみ、怠けた人が恵まれないのは資本主義国として当然ではないか。ハワイでは大部分の夫婦が共稼ぎである事は勿論、休日は別の仕事を時給で働いているのが普通である。
誰でも成功者になれるチャンスと失敗しても、次のチャンスが与えられるようにするのが、本当の公平ではなかろうか。勿論病気その他で困窮している人には援助を差し伸べるべきであるが、東京都の一部の区のように半数以上が生活補助を得ているなどは、一部の宗教をバックにした政党の票田稼ぎである。
外から日本を見るとこういうことが良く判るし、現在の日本は中国以上の社会主義国と言っても過言ではない。juntaro