老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

原発と原子爆弾の違い

2011-04-13 20:03:32 | Weblog
今回の福島原発の津波事故で、ブラジルの新聞には写真入りで原発が爆発したと報じられている。
日本でも原発と原子力爆弾の違いを良く知らない方が多いようだ。
肝胆に言えば原子力爆弾は97%に濃縮されたウランが一気に爆発するので、臨界を制御する制御棒
がついていない。
 チェルノブイリ原発は制御棒はついていないのにどこまで出力変動が出来るかを無謀にも試験したから、
3000Mにも達する爆発が起きたのであり、論外の発電所である。
 福島原発、柏崎原発などは3%に濃縮された燃料棒に臨界を制御する制御棒が設置されてをり、地震などの
非常時には必ず制御棒が機能して、臨界をストップするように設計されてをり、今回も無事に停止したので、ここまでは
前回の柏崎の時と同様IAEAから高く評価されてよい結果を出しているのである。
 問題は津波の大きさであるが、許認可官庁の当時の通産省が5.8Mの防潮堤で良いと指示しているのであり、電力会社には津波の
大きさについて想定するまでの能力は求められていない。
 冷却装置が津波により流されたのが今回の原因であるが、グランド デザインをした東電のレイアウトを承認したのも通産省の保安院である。
勿論グランドデザインは東電によりなされたのであるが、今回の教訓は冷却装置が全部海側に置かれていたことである。
 福島原発が稼働し始めてから30年以上多くの専門家が安全点検や視察に訪れているが、昨年まで誰も気が付か図、強い指摘も無かったのが敗因である。
 このような教訓を活かして次世代原発をさらに安全なものとして、人類全員が生活をエンジョイするようにするのが使命ではないか。
これに懲りて即廃止を唱える学者や政治家、評論家はパホーマンスだけの人種である。JUNTARO

原発ー2(レベルー7)の反響

2011-04-13 06:54:39 | Weblog
チェルノブイリ並みのレベル7の海外での反響はものすごいものがある。何故チェルノブイリの10%以下の放射能排出でこのような発表するのか、菅内閣の崩壊に繋がる由々しき問題である。
ヒリピン人の帰国命令その他世界を騒がせた罪は大きい。
代替エネルギーで老朽火力の再稼働を主とした補強により計画停電を回避しようと言うのは立派だが、これによる炭酸ガスの放出量の増大は、電気自動車やHIVカーを使うとさらにCO2が増えることになる。中国と同じ。
フランスのみが電気自動車が普及するとCO2排出量が10%になるのである。
 太陽発電はパネルを作るのに大量の電力を消費して、さらに原価高のため電力会社にKWあたり40円で引き取ってもらっているのである。さらに重量が重いので地震国日本の老朽化した多くの家屋の屋根には載せられないのである。
 風力も台風が来れば100mもある羽をたたまねばならず、低周波の騒音発生は頭痛を引き起こすのである。
地熱は容量に限りが在り、代替にはならない。バイオマスも然り。潮力発電も人間は月のサイクルで行動せねばならない。
唯一何時になるか分からないが、宇宙からの太陽熱を補足シテ、レーザービームで送ることぐらいが可能性があるが、指向性が狂えばどんな惨事になるか分からない。
 原子力が一番開発の進んだ技術であり、ここで頓挫は勿体ない。juntaro