【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2361話目】 その道に明るい専門家が「部屋の中に観葉植物を置くは、デメリットの方が大きい。カビ、ダニ、酸素不足の原因になるよ」と。
檀家が「風水を見る人から『空気を浄化させる為に、部屋の中に観葉植物を置け』と。これ、どう思う住職は。あんなの1本置いただけで、そうなるとは思えないんだが」と。「専門家が、部屋を浄化させるには、小さな鉢植えだと5千本必要と言ってたよ。普通の換気扇を使った方が浄化されると」「実際、そうだよね」と。
【追伸】
この檀家が「だけど、心の癒しには効果はあるでしょ」と。「そうだね。気分転換の作用はあるよね。だけど、土の鉢に植物ときたら、部屋内の環境はどうかな。悪くならんかな。暖かい室内で土に水をやると、カビやダニが繁殖しやすくなるだろ。百歩下がって、ベランダならいいかもしれんが、それでも、置かない方がいい様な気がするよね。『観葉植物を部屋内に置いていいと思うか』と質問されたら『拙僧なら、置かない』と答える」と。「ところで住職、この観葉植物の話ですが、憲法9条みたいだね。置いていたら(あれば)、一応は安心(癒され)はするが、実際は、殆ど効力はない。自己満足の範疇でしかない」「御意」と。
