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1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 昨今、拙僧所縁の方々で、スマホを持った事による弊害が。恐らく原始時代から人類は、こうした新たな道具が出る度に賛否両論の話が。

2022-02-01 08:33:46 | 法話
読者女性が「昨日法話の電話不要論ですが、実は私も大卒まではその考え方でした。メールは自分の都合でどうとでも。が、スマホの弊害か、事務職で入った会社を辞職。電話対応が緊張して出来ずに。その後も対人対応が出来ず、職を転々と。知人にも同じ様な人が。個人の好き嫌いは通じないですね、社会の中では」と。

【追伸】
この読者女性に「スマホを持っていない頃は、電話での会話や対面対話は、どうだったの」と。「中学時代までは、大丈夫でした。今思えば、スマホを持ってから『着信拒否、既読無視』という手段を得た事で、好き嫌いが極端になってきた様な気がします。社会組織と友人関係とでは勿論、違うとは理解しておりますが、根本的には変わらない感情(好き嫌い)で動いているかな。結局、自分の感情の話ですもんね」と。対し、拙僧「便利になる事は、悪い事ではないが、当然弊害も起きてくるよね。でもこれは、原始時代から、新しい道具が出る度に、人類はそうだったんじゃないのかな。『今の若い者は』の言葉が順繰りに流れて来る様に。結局、それを得た事によって起こる様々な弊害をなくす工夫を、その縁に出会った者が克服していくしかないかな。1人1人が自分に都合の良い事ばかりを求めていったら、当然の事ながら、人間社会が混沌とした状態になるは、仕方がないこと。1つを得たら、1つを失うは世の習いにて。コロナ期も、まさにこれかな」と。