親戚の50代夫婦が「新築を考えてるんですが。どうですかね」と。「お金が有り余ってる訳じゃないだろ。子供もまだ4歳。今から3千万も背負うのかい。『家賃を払うを考えたら、同じ値段(ローン)で家が』と皆、安易に考えるが、税金、修理、突然の病気、と。この子(娘)に1円でも多く残してやる事が大事」と。
【追伸】
この夫婦に「北九州にはマンモス団地に『夜逃げ団地』と異名を持つ土地がある。若い内に建てるならまだ、年数(寿命)にも余裕があるが、50代の君らは、ローン返済終了時には何歳になるんだ。嘗て、檀家の息子に『日本には空き家が800万戸以上も。掘り出し物が必ずある』と進言したが聞き入れず、新築を購入。今になって『住職。この前、外装塗り直しに100万も掛かった。人気エリアだから、税金も高い。住職の進言通り、中古物件を購入し、改築していたら、もうとっくにローンも』と嘆いていたよ」と。この夫婦が「住職なら家はどうしますか」と。「お寺じゃなかったら、地べたは要らんかな。分譲マンションも避ける。上下左右に変な住人がいたら逃げられん。現在、それで辛い思いをしている檀家が何組かおらっしゃる。先日、関西地方の知人が『築50年の3階建てマンション(分譲)の取り壊しに、1500万円の支払請求がきた友人が。驚いた』と言ってたよ。売れればいいが、でないと、こういうケースも。
投稿写真の本堂横の家が、築80年の古家。外壁を張り替えただけ。
