1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 夢というのは有難いもので、見たい夢を、見たい時に見れる、という訳にはいかんですが、逝った人にも会わせてもらえますもんね。

2021-12-25 10:03:22 | 法話
久し振りに、45歳で他界した後輩住職が夢に出てきて「クリスマスには、沢山のご馳走を私の家族に、有難うございました。でも、私が生前中には、何もしてくれんかったくせに、依怙贔屓ですよ、住職」と。「アホか。男気のあるお前さんにそんな事をしたら、プライドが傷付くだろうもん」「私は花より団子です」と。

【追伸】
明日31日は、この後輩住職との今生最期の顔合わせの日にて。福岡から仕事終わりで北九州に戻る途中、息子に「すまんが、このまま門司の病院に行ってくれんか。あいつに今年最後の挨拶に行きたいんでな」と。病室に入ると目は開けてはいるが、一点見にて、見えてない様子。動かない手を拙僧に差し出そうとしたのか、ピクッと動かして。その手を取り「おい、悔しかったら、何か喋ってみいや。来年は、床から起きんとあかんぞ。いつまで寝とるつもりや」と話し掛けると、横におられた主治医が「〇〇さん。何か喋ってみい、と言われとるがね」と後輩住職の体をポンとたたいて、主治医が拙僧の顔を。が、次の日(1月1日)、他界を。31日、仕事帰りに『病院へ見舞いに行こう』と急に思い立ったは、呼ばれたのかな、あいつに、と今に思えば、ですね。夢というは、有り難いもので、死んだ人間にも会わせてもらえますもんね。

投稿写真のお大師(空海)さんは、他界した後輩住職に極似。四国霊場で遭遇。