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1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2340話目】 何の世界(職種)でも、素人さんから仕事に対し、指摘をされる様では、プロの仕事をしたとは、言えないよね。

2021-12-22 17:33:36 | 法話
他宗住職さんが「映画『浅草キッド』で北野武さんの師匠が『芸人は、笑われるな。笑わせるんだ』と。これは私達の世界でも、ですよね、住職(拙僧)」と。「拙僧もわが寺の僧侶さん達には度々「法話は、聞いてもらうんじゃない。聞かせるんだ。この強気がなければ、聞いてはもらえない。僧侶は素人じゃないよ」と。

【追伸】
この他宗住職さんが「ご住職(拙僧)のお寺の僧侶さん達には、法話をさせる時、原稿を書かせてますか」と。「法要終了後に『今から法話』と突如、1名を指名します。ぶっつけ本番です。頭が空白の状態で法話が始まれば、必ず懺悔から話し始めます。数百人の前で話す場合には、仕方がないから原稿を書かせますが、法話本番直前にその原稿は回収します。人の顔を見ず、下を向いたまま話して、人が心を向けますかいや。1時間話せ、2時間話せ、と突然言われて、話せない様じゃ、プロとは言えんでっしゃろ」と。この他宗住職さんが「住職は受けた講演会で、最も長時間話したはどれ程ですか」と。「某中学校の講演で、60分の依頼が、5時間になった時かな。質疑応答まで入れると、6時間を超えましたね。原稿などあっても、何の役にも立たん。そのかわり、法話の中の言葉を切り取られたら、炎上間違いなし。が、そんな話の方が面白い。昨今日本は、文句言い過ぎ。恐らく文句言いという人達は、暇を持て遊んでんだろうね。何か打ち込めるものを持てば、人の粗など探す暇はないけどな。文句の対象の大半は、自分の心の中で処理しようと思えば、処理出来るものばかりだと思うが。」と。

投稿写真は、東京九段にある暁星学園講堂(マザーテレサが唯一、日本で公演された場所)で講演させて頂いた時のもの。有難い話です。