1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2204話目】医師を目指そうとする子供は、勉強しろと言わんでも5科目はやる。医学部希望者は高校からコースを設け、大学4年間でじっくり。22歳で現場に出る様にした方が。ど素人がプロになるには経験。

2021-06-26 11:12:40 | 法話

匿名読者医学生が「医者は、ある程度の学力は必要だとは思うが、べらぼうに優秀である必要はない気がする。外科は手の器用さと常に冷静さを、内科は人の痛みがわかる心を、持っておるが1番大事な事かと。過重労働がそれを損なわせておる原因の1つとなっておるのなら、もっと医者を増やせばいいのに、と思う」と。

【追伸】
この医学生に「拙僧は過去に数回、病院、看護師協会に呼ばれて講演に。その時、引退された80歳以上の老医、老看護師が『田中角栄さんが総理の時代に、医者の給料を上げよ、と。お陰で、医者も看護師も給料が。それまでは公務員並みの給料。その時代は、本当の意味(仁術)で、医者になりたい人間が医者に。が、給料が破格になってからは、セレブ思考の者が参入。間違いなくその頃から、医者の質が落ちた様に思える』と言ってたよ。勿論、そんな医者ばかりでは。拙僧知人医師達は、素晴らしい方が多い。そんな医者ばかりだったら、とうの昔に医療崩壊をしてるよ」「そんな医者にならん様に、気を引き締めていきます」と。