1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2192話目】拝み屋さんに「風呂や便所の位置が。それで災難が」と言われ鵜呑み、毛嫌いを。対し「毎日、毎日、その便所で大小便を。その風呂で体を癒し、綺麗に。文句言う前に、有難う、が先でしょ」と。

2021-06-16 18:40:02 | 法話

読者が「住職も厄払い、するの」と。「受けるよ」「やっぱ、しないとまずいの」「したからとて、車で暴走すれば事故るし、暴飲暴食すれば病気になるし、悪口、陰口叩けば人間関係崩れるし。丁度、この厄年頃が『体調の変化、人生の中だるみ』の時期。『今年は気を付けよう』の自覚を促す役割が大きいと思うよ」と。

【追伸】厄年を迎えたら、病気になるか、事故るか、死ぬか、離婚するか、何か災いがあるか、と問われたら、皆が皆、そうなるなんて事はないですよ、と答えるしかない。厄年に災い多し、を否定するつもりはないが、風評に踊らされているも、多分にあると思う。時折「名前が悪いから、改名した方がいいか」と問われる事が。名前を変えたくらいで人生が好転出来るなら、これほど簡単な事はない。中には「改名で運が良くなった」と熱く語る人もいるが、改名した、という心機一転の心が、やる気を起こさせる要因になっただけ、じゃないかな。基本、人間は自分がしただけが、結果にて。そのやる気を後押しする為に、厄祓い、改名などがある、と考えた方がスマートかもしれんね。







【2191話目】小学校入学式後、教室で1人の父親が30分以上も先生(担任)に大声で文句を。生徒、他保護者を待たせた状態で。我が子の名前を読み間違えたとかで。キラキラネーム全盛時代の話。

2021-06-16 15:02:54 | 法話

読者が「愚痴聞いてよ。町内に裕福家族が。息子同士が同学年(中1)、同野球部で、上級生がその裕福息子の練習怠慢を注意。後日、その父親が校長、顧問、野球部員保護者全員を呼び出し、皆の面前でその上級生に土下座をさせた。驚いたは、謝罪を受けた裕福息子が『形だけ謝られてもね』と。蛙の子は蛙ですね」と。

【追伸】読者が「息子の通うこの学校は、私立中高一貫で、一応、進学校。子供をブランド扱いする親だらけです。私達夫婦は保護者会に伺うと居場所がない。よって、居場所がない親同士が教室の隅の方に固まって。そう感じてしまう私達にも、問題はあるとはわかっておるんですが。住職が度々『親が作った家庭環境で、その親が育てる。親に似た子供が育つ確率は、高くて当然』と法話で。当に、その通りの家族満載の学校。住職が嘗ての法話で『5科目が出来るを人生の成功者と勘違いして育てた親と、勘違いして育った子供が一流大学を出たあと、社会に馴染めず、高学歴ニートに』と。実際によく耳にする話です。息子もよい社会勉強をこの学校で」と。