あたふた

●で、仕方なく都内をウロウロとしながら携帯電話を物色し、新機種を購入してみたわけですが、近頃の携帯は何でもかんでもテレビっつーか、ワンセグがついてんのな。とりあえず、テレビは不要なので、テレビ無しのものを購入したわけですが、契約を終わらせるまでの間の店員は３回「こちらの機種はワンセグがついておりません」と言いました。そ、そ、そんな大事なことか？

●“テンパる”という言葉があります。あれこれとやることが多くて、心に余裕がなくなる状態です。日常の中で、そのような状況は多々、起こるでしょう。中には「そんなことない。毎日がゆるやかに過ぎてゆくぞよ」という方もいらっしゃるでしょうが、なかなかに苦しい毎日、ちょっとした用事や業務が連続、あるいは一挙に訪れるとテンパることは多いわけです。

●一度に多数の出来事を処理して心に余裕がなくなった際、人間に訪れる変化はざっくりと２種類に分けられます。ひとつは「パニック」になる。もうひとつは「不機嫌」になるです。パニックになる人はそりゃもう見ているだけでそういう状態だとわかります。妙にテンションが高く「わー！」とか「どうしよう」とか言いながら、複数の出来事をこなし、そのうちのいくつかを失敗します。そして不機嫌になる人は複数の事を同時進行でこなしているせいか、誰かに話しかけられても異常に不機嫌です。時にはどなったりもします。

●これはあくまで個人的な意見ですが、筆者は処理物件が膨れ上がった時に、不機嫌になる人とは付き合わないことにしています。もちろん、業務だ何だと付き合わざるをえない場合もあるでしょうが、可能な限り、そのような人との交流は避けることに決めているわけです。その一方で、ミスはするでしょうが、パニックになる人とは縁を切る気になれません。これは理屈ではなく純粋に情緒的な問題です。毎日の生活の中でテンパる場面なんて頻繁に発生するわけですから、不機嫌になる人と、陽性のパニックを起こしてミスる人なら後者の方が気分がいいわけですよ。ミスは自分でフォローできますが、不機嫌な相手によって被った自分の不機嫌はそう簡単にリカバーできませんし。

●性別に関係なく、周囲から愛される人は「不機嫌」型ではなく「パニック」型です。繰り返しますが、これは何ら理論的な裏付けはありません。しかし、テンパった瞬間に不機嫌になる人間に近づいても良いことは何もないことだけは断言できます。人間、心に余裕があって穏やかな時に優しくて可愛いのは当たり前なわけですよ。心に余裕があるのに優しくない人間は・・・こりゃもうしょうがないですな。そっとしておくしかありません。しかし、多くの人はまぁ、心に余裕がある時は親切で優しくて可愛らしいわけですよ。

●よって、真の可愛らしさは「テンパった」時にしか表れません！筆者は男性なのでどうしても女性の話になってしまいますが、男子のあなた！「テンパった」時にパニックになる女子だけを捕まえなさい！テンパった時に不機嫌になる女子は面倒ですよ。人間なんて心に余裕がある時の方が少ないわけですから、不機嫌になる人と付き合うと、キツいですよ。しかし、現代では男性も女性も「パニック」型より「不機嫌」型の方が多いのも事実。どんな時も適度に陽性のオーラを出しつつ、軽くミスりながらも毎日を送れるようになりたいものです。