C型肝炎をやっつけるぞ!

C型肝炎を2007年よりIFN治療したけど根治せず、その後、4年豪州に住んでいる間に腫瘍見つかり2014年に手術して切除

中秋の名月

2007-09-26 23:04:52 | Weblog
昨日は”中秋の名月”だった。旧暦の8月15日にあたる。つまり”十五夜お月さん”の15日である。残念ながら昨日は月を見る時間も余裕のなかった。ある先輩の定年退職の送別会があり、しかし、その後、仕事で会社に戻った。 なのでタクシーで帰宅したけど、名月のことなどすっかり忘れてしまった。

それで今日はどうかと思い、空を眺めてみた。 雲っている。 駄目だった。

日本の暦では、季節に合わせて色々なイベントがある。基本的にはカレンダー歴ではなく、太陰暦(月の軌道にあわせた暦)が日本のわびさびの文化を創っていると思う。 実は、同じように太陰暦に基づく文化がある国は、世界中で沢山ある。 そうではない国の方が少ない。 たとえば、イスラム諸国。 只今、ラマダン(断食月)の真っ最中。 このラマダンは、イスラム歴の基準である太陰暦に基づき、新月の日に始まり、次の新月の日に終わる。 イスラム教のお坊さんが、月の形をみて毎年何時始まるかを発表している。

お隣の国、中国、韓国、ベトナムなどは、中華暦がある。これは英語ではルナー(Lunar)カレンダーと言われていて、太陰暦のことだ。 中華暦の考え方は、満月の日が一ヶ月の始まり、ということ。 中華正月は、この暦に従って日にちが決まる。 

このように考えると、地球上のほとんどの国でお月さんに頼った日にちの計算をしていることになる。 ところが、欧米諸国が自分達の都合で、世界の文化を変えようとしてしまったことに、世の中のゆがみが生じる原因がある。 現在の西洋暦(太陽暦)にしたために、4年に一度うるう年があるし、また、うるう秒がある。 厄介な暦にしてしまったのかもしれず。 

でも、我々はもはや西洋暦に慣れており、今更、変えてもらいたくない。 
たまに季節を感じながら、こんなことを考えればよいと思う。